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【映画】日本の黒い夏-冤罪-

2009年02月12日 | 読書日記など
日本映画専門チャンネル 2009年2月

【映画】日本の黒い夏-冤罪-
中井貴一・出演


1994年の"松本サリン事件"。

その時、犯人扱いされた。

その冤罪事件をテーマにしている。

一般人がバケツでサリンがつくれるというのも、今となっては異常なことだと理解できる。

しかし、当時はバケツでサリンが作れる……。

そんなことをいう専門家がいたようだ。

だけど、それにも条件がつくだろう。

条件のない科学は存在しないという。

条件によって、物事は変化するのだ。

中間生成物の最終段階に近いものがあったら、サリンもつくることができるのだろう。

しかし、その中間生成物は一般人には入手は不可能である。

--こんなことも理解できるか、できないかで、捜査の方針は大きく変化する。

マスコミと警察がずるずるの関係である……。

これも、システムとして異常であることは多くの人が書いているが、改善はしていない。

--テレビ局の中井貴一は、こんなだいそれたことを一般の人間ができるのか?

それを疑問に思う。まわりは、警察の情報を鵜呑みにしている。

そして、特別番組で冤罪という方向で伝える……。

すると、非難の電話などが入る。

今から思えば、もちろん、冤罪事件なのだから非難の電話をかけた人たちこそが、非難されるべきものだったといえる……。

どちらか、わかりもしない段階で、感情的になり、恐喝まがいのことなどよくできたものである。

これが扇動に乗りやすい日本人というものだろうと寒気がした。

そして、ビジネスのことしか頭にないスポンサーやテレビ局の営業も、非難する……。

しかし、中井貴一も、視聴率競争のために、番組をつくっていた……。

--冤罪事件をさぐっていた高校生は、情ないと思う。

これでジャーナリズムなのか? 本当に困ったものである。これが日本の現状であるという。

この問題には、中井貴一のような人間がいた。

しかし、小泉・竹中路線では、このような番組をつくることもできない。

--ある意味、もっと日本をひどくした事件であるが……。

そして、犯罪の臭いも当然しているといっていいだろうに……。

だが、奇妙な討論番組などというのは、事実よりも平等? いや、竹中の味方にならないと、竹中は出演してくれないので、まったく奇妙な番組をたれ流している……。

--この犯人とされた人は、地下鉄サリン事件によって、冤罪は晴れる……。

今のマスコミは、この時よりも、質が落ちているだろう……。

だが、当時も、オウム真理教とかかわる大物政治家がいることは臭わせたが、追究するまでには至らなかった……。

そして、宗教法人に対する規制をかけようという意見もあった……。

それを阻止するために、諸外国でカルトといわれる宗教団体を母体にする政党が与党にすりよっていく……。

これも歴史の流れである……。





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