磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ケース・フォー・イスラエル-中東紛争の誤解と真実-

2011年03月06日 | 読書日記など
『ケース・フォー・イスラエル-中東紛争の誤解と真実-』
   アラン・ダーショウィッツ(著)/
     滝川義人(訳)/ミルトス2010年

原書名 The case for Israel 原著第2版の翻訳
著者は、ハーバード・ロースクール(法科大学院)教授。



この本は、従来のアメリカ政府の考え方に近いのではないかとボクは思う。
--素人ですが、賛成できない本です。平和をつくろうなどとは思っていないと思います。

ノーマン・フィンケルスタインなどは、この本を批判しているようです。

この論理が通るなら、日本軍の蛮行も問題はなくなるのでは? 下「」引用。

「死者の多くは女性であった。アラブの戦士は女性の衣服をまとい、“投降”者に近づいてくるイスラエル人を撃っていたからである。二○○三年のイラク戦争でも、イラク兵が同じ戦法を使っている。老人子供も何名か殺された。」

まともな国際社会はこんな論理は認めないでしょうね……。

反イスラエル=チョムスキー(ユダヤ人)。下「」引用。

「-略-ノアム(*ママ)・チョムスキーのような反イスラエルの学者は、学生をミスリードし、アラブ諸国とPLOは受け入れたのに、イスラエルとアメリカは常に政治妥協に反対する“拒否戦線”国である、などと唱えるのである。」

この本では、チョムスキー非難はたくさん書かれてありました。

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テロリストの悲惨な状況。下「」引用。

「死まきちらすためにおなかに新しい命を宿す。そして、他の人を道連れに、おなかの命諸共自爆する。おぞましいテロリストの堕胎作戦である。家族の名誉を回復するには殉教者として自爆する以外に方法はない。このような状況に追いこまれた若い女性は、他にもいる。」

このような人を戦争の被害者とは考えられないようだ……。

そして、イスラエルもパレスチナも拷問しているから、問題はないというのだろうか?

アンネ・フランクの日記を贋作といったフォーリソン。案の定? 下「」引用。

「案の定チョムスキー教授は、第二次世界大戦の悲劇をシオニストが利用したとする声明を出した。フォーリソンの主張と大差のない内容である。彼は、イスラエルとナチドイツを比べることもしている。」

イスラエルもナチスドイツも、どちらも蛮行をしている……。
もちろん敵も……。ヒトラーたちのようなことを言っても、著者たちはアンネ・フランクではないのだから、正当化できないだろう……。

しかし、アメリカは「原爆神話」など、正当化できないものを強引に今も通している……。

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