椎名麟三全集13 映画・放送台本

『椎名麟三全集13　映画・放送台本』
　　　椎名麟三・著/冬樹社1975年

「人形峠の夜」というタイトルがあったので手にした本です。

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■目　次■
愛と死の谷間　　5
鶏はふたたび鳴く　　89
橋の上の女　　177
復活祭前　　201
台風の夜　　227
生活の断層　　249
眼　　269
鼻　　289
勉強部屋の窓　　307
深夜の街角　　327
転落への挑戦　　351
いのちの火花　　381
おばたちの大時計　　399
沈黙の歌声　　435
ある男の死　　465
狂ったオルゴール　　486
広い庭　　501
最後の軽便鉄道　　533
その男　　555
自由への証言　　585
神聖なる牢獄　　645
我等は死者と共に　　673
約束　　709
人形峠の夜　　739
　解説　佐々木基一　　771
　解題　　　779


こんなセリフがありますが……。下「」引用。
「克夫（おどろきもしないで）自殺するというやつに限って、自殺しないもんだがなあ。」

これはウソだと多くの本などで言われていますね。

自殺防止協会というのがあったという……。下「」引用。
「順　ちょっとたずねるけど、自殺防止協会って何だね？
青年Ａ　自殺するやつを知らせたら、防止協会で二万円くれることになってんね。ここでは、あんまり自殺するやつが多うて、一人引き上げるのに、三万も五万もかかるときがあるんでな。去年から協会が自殺するやつを見つけたやつに、二万円くれることになっとるんや。」

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「人形峠の夜」
－－追及する社会派のようには思えなかった……。
放射能の恐さは書かれてなかった……。






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