磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ナガサキの原爆読本   上級用 原子野のこえ

2006年07月01日 | 読書日記など
『ナガサキの原爆読本
  上級用 原子野のこえ』
  長崎県原爆被爆教師の会 平和教育資料編集委員会・編/
    長崎教職員組合1972年、1980年5版

小学校上級でもかなりのことが書かれあります。



ガラスの中に手というのが写真も掲載されていました。そして下「」引用。

「そのガラスの中に人間の手があるのです。手の骨が付着しているのです。これこそ永久に原爆をのろいつづける人の手です。かつてはしなやかに動いたその手が、あの日からガラスにとざされて動かないのを、正男はぼうぜんと見ていました。」

聖書では、のろいはよくないものされていますね。
そして、のろうのはたぶん、霊魂であって、遺骨ではないとボクは思います。

永井図書館のことが書かれてありました。長崎の永井隆と、広島の長田新はいろいろと、地域で貢献され方だとつくづく思います。

ながい桜のことも書かれてありました。下「」引用。

「そういえば、校門の坂や、運動場のさくらの木も、博士が寄贈されたもので、みんな「ながいざくら」といって親しんでいます。」

このことは永井隆の文章にもかかれてありました。

長崎の人は桜好きなのかなあ? 
日本人なら、そうかもしれませんね……。
ぼくは梅が好きですね。


学校工場というのが、書かれてありました。下「」引用。

「わたしは、昭和十八年から、三菱造船所の近くにある飽浦(あくのうら)国民学校につとめていました。−略−
 このようにして、あいた教室のうち、二つの教室の間のかべをこわして仕切りをなくし、ゆか板をはいで、そこへ三菱造船所から二十八台の工作機械をはこんできてすえつけ、学校工場をつくりました。これは、工場の疎開といえます。
 ところが、機械の音がゴウゴウと鳴り、近くの教室では勉強ができなくなり、二階の職員室までも、その音が聞こえてきました。
 また、五・六年の子どもたちは、体育の時間などに、ろうかにこしをおろして、三菱の工場から持ってきたまがった鉄線を、金とこの上にのせ金づちでたたいてのばしていました。」


三菱の兵器工場があったから、原爆投下されたという方は多いですね。






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