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原水爆禁止運動資料集 第7巻[一九六○年]

2008年12月01日 | 読書日記など
『原水爆禁止運動資料集 第7巻[一九六○年]』
   小林徹・編解説/緑蔭書房1996年

ボクの生れた年のことが書かれてあります。
--ボクも核兵器の実験の死の灰の影響があるのだろうなあーと思う……。



ロックフェラーのことも書かれてありました。下「」引用。

「(b) 軍需資本だけが、軍国主義政策をのぞむのではない。もっと大きな問題がある。
 米国のロックフェラー財閥は中東への米国の進出の熱心な主張者であると報道されている。中東における米国の外交官は、国務省の中東政策が自分たちの報告によってではなく、スタンダード石油会社の出張所の報告によってきめられると日本の新聞記者にこぼした。」

当時は、まだスライドもなかったのかもしれない……。下「」引用。

「八、幻燈
 昨年、一昨年と幻燈の利用度は増してきている。従来から幻燈の製作販売等の業務一切は、日本幻燈文化社が行い、内容については、日本原水協の責任編集という建て前に立っている。
 すでに今年も幻燈文化社よりの申入れがあり、四月中に販売できるように準備している。
 内容は、A 世界大会に向けてのもの、B 被爆十五周年をうたったものになる予定。」

京都市内に錦林小学校に通っているころは、幻灯機だったなあー。

でも、スライドも幻灯機の一種なんですね……。

フランスの核実験に反対している。下「」引用。

「(3) フランス政府のサハラ原爆実験にたいする抗議
 -略-
 われわれは核実験計画の即時放棄を要求する
   ド・ゴール大統領への抗議と要請-略-」

「第二原水協」を作ろうとしていたようだ……。下「」引用。

「地元、広島県、市の記者クラブのある新聞記者の言によれば、こうした自民党県連の動きは右翼団体の中心である新日本協議会と密接な結びつきをもってすすめられており、被爆者の動員を基礎にして今年の八月に大々的な慰霊祭を広島市で開催し、その勢いにのってこれを原水爆禁止大会に切りかえ、「日本原水協の錦の御旗を一挙に奪いとろう」との魂胆は明らかだという。
 またある保守系議員の話では、この被対協の準備のなかで、はじめから「第二原水協」結成を打出せという強硬意見もあったが、自民党の実力者大野伴睦氏らと打合せたところ「それは時期尚早だ。機の熟するのを待て」とさとされたという。つまり、被対協の支部を市町村、学区単位にまで結成するなかで、実績を背景にして一定の時期に「第二原水協」の旗を上げようとねらいであるとみられる。」

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アール・レイノルズのことが書かれてあった。1960年1月23日
「 アール・レイノルズ博士と日本原水協執行部との懇談会。」

第6回原水爆禁止世界大会議事速報
--アール・レイノルズ博士の発言。下「」引用。

「レイノルズ(アメリカ) 私はアメリカ人であることをはずかしく思う。アメリカは大国であるのに、人道的政策ではなく力の政策をとっているからだ。軍国主義がアメリカの政策の中心だ。外国での米軍基地も平和を脅かしているが、アメリカは、敵がいることでそれを正当化している。私はまた、ロシア人であるとしたてもはずかしく思うのであろう。フルシチョフの原爆報復攻撃言明によって、アメリカは軍拡を正当化している。大会は米ソ両政府非難決議をおげるべきだ。」

「黒い潜水艦の国外退去を要求する決議」下「」引用。

「さる七月三十日ごろ、横須賀港に通常でない型の潜水艦が入港した。
 現地市民はもとより、日本国民はその奇怪な姿に言い知れない不安と疑惑を覚えたが、八月五日、現地市民ならびに報道機関の追究によっておこなわれた米海軍側の発表によれば、同艦は第七艦隊所属のミサイル潜水艦グレーバック号であり、定期的修理のために寄港したもので核ミサイルをのせ得るが、今は装備していないことであった。-略-
   一九六○年八月九日
      軍備全廃をめざす第六回原水爆禁止世界大会
         日本代表団」








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