磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争があった日のはなし5 あしたの家族

2009年05月13日 | 読書日記など
『戦争があった日のはなし5 あしたの家族』
   宮下全司・作/片桐三紀子・絵/太平出版社1985年

貧乏でも仲良くしていられる家族がいることはいいことですね……。
--孤独でいるのは辛いことです。



六人兄弟だという……。下「」引用。

「ながい戦争がおわっても、
日本じゅうの人びとは、ホッとするひまもなかった。
戦争ちゅうとはまたちがったくろうが、
みんなをまちうけていたから……。
家をやかれ、たべものもきるものもない人びとは、
まいにちを生きていくのに、せいいっぱいだった。
父を戦争でうしなった礼子と、
おさないきょうだいたち六人は、
あのくるしい時代を、どのように生きたのだろうか。
 おとなも子どもも、
 自分をまもるだけでやっとだった時代に……。」

自分をまもるのがやっとだからこそ、仲間の力が必要だという人たちがいます。

家出をしたという……。下「」引用。

「家出をした健一と新次は、いまごろ、どこでなにをしているのだろう。
 礼子は、うすぐらいへやのなかをみまわした。-略-」

心配してくれる人がいるからいいなあーと思う人もいるでしようね……。

かたいごはん……。下「」引用。

「「かあちゃん、ほんもののかたいごはんなだね。」
「もちろん、かたいごはんですよ。」
「うれしい。」
 洋子は、おどりあがってよろこんだ。」

ふつうの、ごはんでしょうね……。
それは、水で量をふやすようなことをしていない……。

手紙……。
母はそれを読む……。下「」引用。

「「礼子が死んでしまう。」
「えっ、ねえちゃんが?」
「ま、まってくれー。」
 新次もはだしで、あとをおい、洋子もつづいた。-略-」

人を幸福にできるのは人。
人を助けることができのは人……。
--そう書く人たちもいますね。
事実ですね。

「あとがき」に書かれてあります。下「」引用。

「わたしは、「満州事変」がおきる一九三一年(昭和六年)に生まれました。「満州事変」は、十五年もつづいたながい戦争のきっかけとなりましたから、わたしは文字どり、「戦争っ子」として生まれ、そだったわけです。-略-
 この作品は、もともと一九七四~五年に、「死ぬなネエチャン!」という題で「教育報道新聞」に連載したものをもとにして、このたび手をくわえ、小学三~四年生のみなさんのためにかきなおしたものです。-略-」







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