『母と子のための被ばく知識-原発事故から食品汚染まで-』
崎山比早子、高木学校・著/新水社2011年
図書館の説明文。下「」引用。
「原発のしくみや原発事故から、放射線が身体に与える影響、食品汚染と内部被ばくまでを丁寧に解説。書き込み式「もし、事故が起こったら?」モニタリング・シート付き。」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/87/df730cb5838f86ca3099485f959a1687.jpg)
裏表紙に書かれてあります。下「」引用。
「「放射線に安全量はありません。……食品汚染にも安全量はありません。……乳幼児や妊婦の方は特に、食生活には少しでも汚染の恐れの少ないものをとり、体内への取り込み量を減らすことをお勧めします。」本文より」
チェルノブイリより、より重大な事故……。下「」引用。
「-略-25年前に旧ソ連で起きたチェルノブイリ事故に匹敵し、レベル7の事故とされました。しかし、これには水中に放出された放射性物質の量が加えられていませんし、事故はいつ終わるとも予想できませんので、チェルノブイリ事故よりも重大事故と考えたほうがよさそうです。-略-」
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山下俊一とセシウム。下「」引用。
「福島原発事故が起きた直後、環境に放射性セシウムが放出されたというニュースが伝わった時期に、専門家は、「セシウムは筋肉にとり込まれるだけなので心配ない(福島県立大副大学長山下俊夫氏)」とテレビや講演会で説明しました。そして事故後7か月以上経過した現在もいまだに、尿から排泄されるので心配ないと言い続けています。-略-」
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不可能な疫学調査……。下「」引用。
「-略-米国科学アカデミー、国際放射線防護委員会、国連科学委員会、欧州放射線リスク委員会は“しきい値なし」を採用しているわけです。しかし、これらの差が有意でないと主張する専門家は、この数時を統計学的に処理すると有意ではないという。それでは有意な差を出すためにはどの位の調査集団が必要でしょうか? 原子力安全委員会は100ミリシーベルトではかん死率が0.55%上乗せされると計算しています。ということは100ミリシーベルトにおけるがん死率は有意であるとして採用しているわけです。例えば100ミリシーベルトの影響を調べるのに被爆者が5000人必要であれば10ミリシーベルトの影響を調べるにはす50万人の調査集団が必要です。対照群も同様にそろえなければなりません。そのような疫学調査はほとんど不可能なのです。そのために、疫学調査では分からないところをDNAの基礎研究で補おうとする研究がなされているのです。その結果放射線は1.3ミリシーベルトでもDNAにがんの原因になる傷をつけることが分りました。この基礎研究と放射線が持つエネルギーの強さから考えて、放射線に安全量がないと結論づけられたわけです。100ミリシーベルト以下は安全とする専門家の中で科学的根拠を示している方は見かけません。」
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崎山比早子、高木学校・著/新水社2011年
図書館の説明文。下「」引用。
「原発のしくみや原発事故から、放射線が身体に与える影響、食品汚染と内部被ばくまでを丁寧に解説。書き込み式「もし、事故が起こったら?」モニタリング・シート付き。」
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裏表紙に書かれてあります。下「」引用。
「「放射線に安全量はありません。……食品汚染にも安全量はありません。……乳幼児や妊婦の方は特に、食生活には少しでも汚染の恐れの少ないものをとり、体内への取り込み量を減らすことをお勧めします。」本文より」
チェルノブイリより、より重大な事故……。下「」引用。
「-略-25年前に旧ソ連で起きたチェルノブイリ事故に匹敵し、レベル7の事故とされました。しかし、これには水中に放出された放射性物質の量が加えられていませんし、事故はいつ終わるとも予想できませんので、チェルノブイリ事故よりも重大事故と考えたほうがよさそうです。-略-」
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山下俊一とセシウム。下「」引用。
「福島原発事故が起きた直後、環境に放射性セシウムが放出されたというニュースが伝わった時期に、専門家は、「セシウムは筋肉にとり込まれるだけなので心配ない(福島県立大副大学長山下俊夫氏)」とテレビや講演会で説明しました。そして事故後7か月以上経過した現在もいまだに、尿から排泄されるので心配ないと言い続けています。-略-」
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不可能な疫学調査……。下「」引用。
「-略-米国科学アカデミー、国際放射線防護委員会、国連科学委員会、欧州放射線リスク委員会は“しきい値なし」を採用しているわけです。しかし、これらの差が有意でないと主張する専門家は、この数時を統計学的に処理すると有意ではないという。それでは有意な差を出すためにはどの位の調査集団が必要でしょうか? 原子力安全委員会は100ミリシーベルトではかん死率が0.55%上乗せされると計算しています。ということは100ミリシーベルトにおけるがん死率は有意であるとして採用しているわけです。例えば100ミリシーベルトの影響を調べるのに被爆者が5000人必要であれば10ミリシーベルトの影響を調べるにはす50万人の調査集団が必要です。対照群も同様にそろえなければなりません。そのような疫学調査はほとんど不可能なのです。そのために、疫学調査では分からないところをDNAの基礎研究で補おうとする研究がなされているのです。その結果放射線は1.3ミリシーベルトでもDNAにがんの原因になる傷をつけることが分りました。この基礎研究と放射線が持つエネルギーの強さから考えて、放射線に安全量がないと結論づけられたわけです。100ミリシーベルト以下は安全とする専門家の中で科学的根拠を示している方は見かけません。」
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