磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ほるぷ平和漫画シリーズ16、17 水筒

2007年03月20日 | 読書日記など
『ほるぷ平和漫画シリーズ16 水筒《上》』
       新里堅進(作・画)/ほるぷ出版1984年、1986年2刷
『ほるぷ平和漫画シリーズ17 水筒《下》』
       新里堅進(作・画)/ほるぷ出版1984年、1986年2刷

この本は試みだそうです。何を訴えたいのかわからない部分もありました……。



作者は沖縄生まれ、育ち、生活をしているという。

沖縄は日本で唯一の戦地で、20万余の人々が犠牲になったという。

雪が沖縄にと思ったのは、天文学的な砲弾をうちこまれ、山や丘は形をかえ、露出した石灰岩がふきとばされて、白い粉がふりつもったようになったという。

この作品は『ひめゆりの塔をめぐる人々の手記』をもとにして書きました。

この漫画も沖縄戦におけるひめゆり学徒隊の物語りです。

この漫画のシーンは先日、テレビでやっていたドラマに似ていました。

日本テレビ 最後のナイチンゲール


しかし、この漫画の緊迫感がありました。

どうも、漫画の方がしっかりしているとも思いました……。

ボクが一番印象に残ったのは、赤ちゃんが泣くので、アメリカ兵に発見されると命が危険だというので、赤ん坊を殺せ! という論理です。赤ん坊も泣きたくて泣いているわけでもないのですが、赤ん坊が人殺しのように言われるのです……。

アメリカ兵の毒ガスの使い方。
武器の使い方なども、けっこうリアルな漫画だったと思います。

日本ではPTSDなんてことを訴える人も少ない。
この沖縄戦でも、当然、PTSDに悩まされている方たちは大勢おられたことでしょう。

平和をすすめていくためには、PTSDにも対処すべきだったとボクは思います。









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