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岩崎弥太郎「三菱」の企業論-ニッポン株式会社の原点-

2010年05月23日 | 読書日記など
『岩崎弥太郎「三菱」の企業論-ニッポン株式会社の原点-』
   中野明・著/朝日新聞出版2010年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「日本経済誕生の裏には、弥太郎と渋沢栄一の激闘があった。
小栗忠順の先見」、「龍馬の志」--
会社を創り、日本経済を育てた男たちの壮大な物語。
幕末に始まる、もう一つの“立国”ドラマ。」



デフォー(『ロビンソン・クルーソー』の作者)も、バブル期に投資に失敗し破産宣告。

遣米使節団。下「」引用。

「遣米使節団は、アメリカが用意した汽船ボーハタン号で太平洋を渡った。この時、日本からもう一隻の汽船が派遣されている。咸臨丸である。-略-」

ボーハタン号に乗った小栗、ニッポン株式会社の原点……。下「」引用。

「大事業を行うには、アメリカの会社組織のように、広く資金を募ることが重要だ--。
 小栗がこのような思いを強めたのは、決して不自然なことではないだろう。そしてこの思いは、小栗がアメリカから帰国し、勘定奉行や軍艦奉行などの要職を歴任する間に立案した「日仏組合商法」や「兵庫商社」となって現れる。-略-」

買い叩く外国人。下「」引用。

「-略-当初外国商人は、にほんの商人の言い値で品物を購入した。これに味を占めた日本人は、より多くの商品を携えて横浜へやって来る。ところが外国人は一転して買い控えを行う。資本が小規模なにほんの商人は、外国商人のこの策略になす術もなく、少々価格が安くても、大量に仕入れた商品を売らざるを得ない。これを見越して外国商人は、日本の商人から買いたたいた商品を漁った。」

手先になった日本商人。下「」引用。

「さらに財力にものをいわせた外国商人は、日本の商人に前金を渡し、その金で産地の物産を買い占めさせた。場合によっては、外国商人から前金を得た日本の商人が、さらに産地の農家に金を前払いして、物品を押さえるケースもあった。こうして日本の商人を手先にした外国商人は、実質的に日本の産物を自在にコントロールするようになる。」

司馬遼太郎の小栗……。下「」引用。

「-略-その上で司馬氏は、小栗忠順を「明治国家誕生のための父たち(ファーザーズ)」の一人と位置づけ、「いわゆる薩長は、彼らファーザーズの基礎工事の上に乗っかっただけともいえそうなのです」と書く。」

目次

坂本龍馬。下「」引用。

「小栗が西洋流のコンペニーを念頭に、「日仏組合商法」や「兵庫商社」を構想していたのと同じ頃、長崎の地でも近代的会社組織が産声を上げていた。その組織を主宰したのが、幕末のヒーロー坂本龍馬である。」

龍馬の海援隊の影響を受けた岩崎弥太郎。

ポンサーが薩摩から土佐藩にかわり、月給3両2分から5両になったという。

才谷社中は海援隊の別名。

「半農半商・渋沢栄一」
--藍の販売をした父。下「」引用。

「一郎右衛門は農業のかたわら藍玉の掛け売りを手掛けた。-略-」

「尊王攘夷の志士・渋沢栄一」

「ニッポン株式会社を作った四人」
--小栗、坂本、岩崎、渋沢。






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