磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発はなぜこわいか

2008年06月15日 | 読書日記など
『原発はなぜこわいか』
   小野周・監修/勝又進・絵/
     天笠啓祐・文/高校生文化研究会1980年

イラストなどがあって、わりとわかりやすく書かれてあります。
--それは高校生文化研究会ということからでしょうか?



ラザフォードの研究について書かれありました。下「」引用。

「さらに--原子の中のプラスの成分が、トムソン模型のように原子全体に分散している場合と、長岡模型のように中心部に集中している場合とでは、後者の方がより大きく曲げられるだろう。なぜなら、中心にプラス電気が集中していれば、その近くを通るアルファ粒子が観察されたのだった。そしてラザフォードは、ついに次の結論に達したのである。
「原子の中心にはプラスの電気をもった核があり、そのまわりを電子がまわっている。原子の構造は、ちょうど太陽を中心に惑星がまわっているようなものであるであろう」
 長岡型の勝利であった。トムソンの原子模型は、こうして愛(まな)弟子ラザフォードによって葬り去られたのである。一九一一年のことであった。」

遺伝子に害を与えることも書かれてあります。下「」引用。

「放射線傷害をひき起こすとは、放射線がこの染色体に作用し、“生命の鎖”を断ち切ることなのだ。“設計図”を破壊された細胞は、あるいは無制限に増殖を始めてガン細胞となったり、あるいはただちに分裂を停止し、細胞死をまねく。
 わけても生殖細胞は、放射線の影響を受けやすく、細胞破壊が永久不妊をもたらしたり、あるいはそれよりずっと少量の放射線をあびても遺伝子の突然変異をひき起したりする。太古のむかしから受けつがれてきた“生命の鎖”が、このとき断ち切られ、あるいはゆがめられるのである。
 こうした放射線傷害の恐ろしさは、すでに第二次世界大戦のころまでに、先に述べたラジウムを含む夜光塗料をあつかう工員やウラン鉱山の労働者など、一部の人たちによって経験ずみであったのだが、一般の人々にはまだまったといってよいほど知られてはいなかった。その恐怖は、ヒロシマ、ナガサキの原爆によって、いっきょに明らかになる。」


「ジラードはサザンプトンの横断歩道を渡った瞬間、連鎖反応を思いついた」



「原発が定期点検に入ると、労働者の被曝は急増する。」



汚染除去のため、パックもしているそうです。


原発はなぜこわいか 増補版











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