磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

ほるぷ150ブックス   徹底討論 原発、是か非か

2008年06月21日 | 読書日記など
『ほるぷ150ブックス
  徹底討論 原発、是か非か
    ディベートでわかる原発の過去・現在・未来』
      杉原正和・著/ほるぷ出版1991年

この本も古い本となりました。
--今となってはこの本についても、別の見方ができるのではないでしょうか?



世の中で真実を見つめようとする人が少なくなりましたね。

事実をゆがめる人たちさえも多数おられます……。

世の中はずっと、こうではなかったんですよ。

ディベートなどというのが出てきたとき、これは困ったものだとボクは思いました。

まやかしの論理に思えたからです。


原発こそふわさしいという。下「」引用。

「原発のように、それこそ賛成と反対の意見が入り乱れている問題こそ、ディベートにもっともふさわしいと思います。-略-テーマ : 『原子力は必要か不必要か』」

原発の危険さは科学の問題であると思う。話し合いで変化するものではないと思う。

「反対側第一反論の要点」で書かれてある。下「」引用。

「・石油以外に、コストがかかるが、オイルサンドやオイルシェールがある。
・自動車は、石油以外にもアルコールや天然ガスや電気でも動かせる。
・現在のような大量の自動車は必要ではない。
・石油を長く使う必要はあるが、それは原発なしで可能である。」

この問題を解決することが大切なことだったのではないか?

予算も時間もこのことに使われるべきだったとボクは思う。

これも、本当にそうだと思われているのでしょうか? 下「」引用。

「ディベート(正確に言うと、政策ディベート)によって、価値観や利害だけの議論をこえて、政策の現実性は厳しく検討する力が養えると私は考えている。論点や利害の対比を明確にし、賛否の意見を厳しく対立させることによって、より理性的な議論に発展できるからである。」

この本ではこう書かれてあります。下「」引用。

「ディベートを日本語に直すと討論という意味になりますが、ふつうディベートというと、欧米の大学でよくやられている討論方法のことをさすのです。簡単にいうと、「討論ゲーム」といえばわかりやすいですね。」

ディベートはゲームではないと、外国人が怒っていましたよ。

--はじめから、答えが決まっていたら、それは討論というよりも、傲慢のかまし合いですね。

推進派が、正当であるかのように伝える手法だったようにボクには思えます。

【追加 2008年6月22日】

推進は問題にしたままで終れるのも、また勝利としていると書く人がいます。

迷宮入りにすれば、原発が建てられるという現実があるからかと思います……。

--迷宮入りする問題ではないとボクは考えます。

原爆から生まれた原発!

核兵器が人類に必要ないように、こんな巨大で凶暴なエネルギーはいりません。

もし、人類のことを考えず、金や地位を求めるならば、その時は必要となるでしょうが……。










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