磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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わたしはゼッタイに負けない!!-福島原発事故から150日、復活した元気な旅館の物語-

2012年06月10日 | 読書日記など
『わたしはゼッタイに負けない!!-福島原発事故から150日、復活した元気な旅館の物語-』
   石橋孝子・著/柴田書店2012年

あわや廃業だった『よもぎ埜(の)』、その原因は福島原発事故など……。



東京の大森で東日本大震災をうけた著者。下「」引用。

「すると、周りのビルからもたくさんの人が外に飛び出してきていて、避難しようとした近くの公園は、すでに日立製作所の人たちなどであふれていました。
 見上げると、公園の周りのビルは、大きく揺れて、ガラスがガタガタ音を立てており、いまにも崩れ落ちそうです。
 避難してきた人たちは、大きな揺れが来てビルがたわむたびに、悲鳴を上げています。
 東京でも震度5強だったのです。揺れの大きさ、強さもおそろしかったのですが、長く続いたのがもっといやでした。-略-」

震度6強の『よもぎ埜』。下「」引用。

「その時はまったくわからなかったのですが、地盤が沈下して、地中にある温泉管や水道管、灯油管やガス管をガタガタにしていましたれ。日本の宿として何ともいえぬ風格を与えていた各棟の屋根瓦が落下し、こわれました。客室はもとより、通路やロビーの壁にキレツが入りました。厨房の食器、日本旅館なので質量ともに自慢の焼き物ばかりでしたが、よいものからこわれました。スナック『花いちもんめ』の酒やグラスは全滅、売店の商品もコナゴナです。」

被災者受け入れは、体制ができておらず、不可能な状況だったという。長い話し合いをスタッフとともにしたようだ。本当は当たり前の話だが……。

温泉が売りの『よもぎ埜』。

メッセージを社員におくる、やる気がでた従業員の方もおられたことでしょうね……。

西田敏行さんと……。下「」引用。

「当日、ご宿泊いただいたよもぎ埜ご常連の西田敏行さん(郡山市出身)とお話ししましたが、福島のためにお互い協力し合っていきましょう! と握手を交わしました。」









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