磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

原発が来た、そして今

2008年07月19日 | 読書日記など
『原発が来た、そして今』
   朝日新聞福井支局・著/朝日新聞社1990年

原発推進をすすめた朝日新聞……。
ここでも、おそらく推進しているのだろう……。
--批判はあるけれど……。



古事記にも書かれてあるという越前ガニ……。
むかしから、魚介類の豊富なところだったという……。

そして、その漁場を荒らす原発を推進した朝日新聞。
--急に住民の代表のような顔をしてもらっても困るような気がする……。


敦賀市長はこういったという……。下「」引用。

「当時の畑守三四郎敦賀市長は、「道路ができれば一日二○○台も観光バスが原発見学にやってくる」と、原発の誘致に地域開発の夢を説いた。」

そんなわけがないだろうに……と思う。

この言葉も当てが外れた人が多いだろう……。下「」引用。

「原発は、地元にとって「金のなる木」「金の卵を産む鶏」である。」


そして、フランスの安全管理がいいように書く。下「」引用。

「この二カ国と日本の原発を非核すると、日本では一一~一三ヵ月に一度の定期検査が義務付けられているが、フランスでは日本と同じ大がかりな検査を五年に一度。蒸気発生器細管が破損して放射能が漏れると、日本はすぐに運転を止めるが、フランスは漏れが一定以下なら、そのまま運転を続け、電力需給のタイミングをみながら止めて修理にあたるケースが多い。「欧米は、燃料に合わせて合理的、経済的に運転していて、日本と安全に対する考え方が基本的に違っています」。
 緊急時の避難計画も、フランスやスウェーデンは、事故防止への研究と平行して重大事故発生時を想定した議論が原発推進、反対の住民を含めてある。さらに両国では、原子炉格納容器が破損しかねない事故を防ぐために、放射能を提言して高圧ガスを放出する「フィルターペントシステム」と呼ぶ装置を装備した原発も出現し始めた。「わずかな放射能漏れでも許さない日本の原発では、この装置の取り付けは、とてもできない話です」という。」

材料の改良といっても、実質は伝えないという……。下「」引用。

「こうした材料の改良について、原発のメカニズムに詳しい高速増殖炉など建設に反対する敦賀市民の会事務局長吉村清さん-略-は疑問を投げかける。「より優れた材料を改良するのは、メーカーの当然の責任です。でも、いくら強化したからといって、金属工学の専門家は腐食割れは防ぎようがないという。進んだという技術の公開を求めても、電力会社はメーカーの、メーカーは施主である電力会社の、それぞれの了解が必要といって資料をまったく公開しない。トラブルが起きないのを信じろというのは無理な話です」


「第4章 女神か悪魔か「もんじゅ」原発」というタイトル。
--いまだに、理解できないのか?

訓練をしても、戦時中の竹槍訓練といわれているが……。下「」引用。

「「福井県原子力防災訓練」が一九八九年八月二五日、敦賀市を主舞台に行なわれた。一九八九年(昭和五四年)、八二年(同五七年)に次ぎ三回目、七年ぶりの開催だった。敦賀市民の訓練見学は認められたが、住民の避難訓練は見送りになった。「無用な不安、混乱を与えない」という前二回と同様の理由で、通信連絡などに限定した。前回参加せず、今回も渋っていた敦賀市が、福井県、原発三基を持つ三方郡美浜町と初めて主催団体に名を連ねた。」

「原子力まんじゅう」を土産物として売っているという……。
--しかし、ネットではわからない。


福井県内原発のおもなトラブル年表:p235~247










index

目 次



エンタメ@BlogRanking



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。