あかねさんシリーズ002 男が女de女が男 252 カラー眼鏡 「なるほど、そうでありゃしゃんせ」 オカネスキーは茜から聞いてそうこたえた。 「差別を差別としてないでいたら、それでいいと思える……」 「色眼鏡というものは、かけてオシャレな気分になるでありんす!」 「オシャレなそれはいいかもしれいなが……。偏見をもつのは困ったものだね」 「まったくでありんす! ここの世界にきて思ったでありんす! 男性のほうが、この湿気のおおい日本では、スカートは機能的でありんす!」 「そうらしいねー」 「まあ、いやらしい茜お嬢様!」 「それも、オシャレじゃない色眼鏡だよ」 「そうかもしれないでありんす」 茜はオカネスキーのことを思って話しているのである。 「もちろん、女性にはミニスカートよりも、ズボンの方がいいらしいねえ」 「どっちでもいいと思うでありんす!」 「それもそうだね……」 この世界での方がオカネスキーは強気だと思う。 「ニューヨークの国連で、省エネルックが話題になっているとニュースがあったね」 「それは偏見じゃありゃしゃんせ! 環境を大切にする、いいことでありんす!」 「偏見には困ったものだね……。このことで世の中はまったくひどくなっている。人種差別なども、これが問題であって、人種に問題があるわけじゃないよだね」 「教育が大切なのに、教育者が偏見をもっているでありんす!」 「研究も忙しいかもしれないけど、オカネスキー。この映画をみてくれたまえ!」 「どの映画?」 「ちょっと、待ってて」 リモコンを操作する茜。
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