磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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朝日市民教室〈日本と核時代〉5 原子力と安全性

2007年12月15日 | 読書日記など
『朝日市民教室〈日本と核時代〉5
   原子力と安全性』
      向坊隆・編/朝日新聞社1970年

この本でも、原子力発電が安全などとは書かれてはありませんが、この本も『安全神話』をになっているところもあるとボクには思えます。



原爆と原子炉の共通する危険。

それは、「死の灰」。

「死の灰」のことはあまり語られない。

この死の灰はチェルノブイリ事故の時も、全世界へ拡散された……。

「死の灰」などないような、日本の原発を伝える大手マスコミ。

今も、「死の灰」の問題は何一つ解決していない。

だが、このことだけでも、大きなリスクがあるのに、原発推進しているわが国。

2007年には新潟の柏崎市で地震があり、ずっと原発は止まっている。

東京電力では節電を求めるが、はじめから節電しソフトエネルギーを開発建設し、原発は停止した方がいいと思う。

そして、地震で長く運転もできない原発を推進することは、地震国の我が国にはあわないことと思う。

だが、そんなことは何も視野にない行政……。あきれるばかりです……。

この本の著者は『チェルノブイリの事故』などは起きないと思われていたのではないかとボクには思えてなりません……。

そして、いきなり物理学的な力、核分裂なんて起きるわけでなく、化学の力が必要だという。
その化学の力で核燃料をつくるときも、運転する時以上に危険であるという……。
「死の灰」の貯蔵する問題も危険……。
--このことは、この本では書かれありませんでした。


平常運転時でも問題があると書かれてありましたが、問題は解決したのでしょうか?

1954年のビキニ・エニウェトク環礁での水爆実験。
--放射能汚染。
ビキニ海域にの、俊鶻丸(水産庁所属)の調査で明らかになる。

1954年7月ごろ、低緯度にあった放射線物質は、北赤道海流にのり西へ。
翌年3月、フィリピン群島の東沖に達す。
同年夏、黒潮にのり、日本列島沖に。

それ以上に「死の灰」の問題では、ひどかったチェルノブイリ原発事故……。

日本の古い原発で同じような事故が起きたら、さらに「死の灰」が降ることも考えられるという……。

予定年数以上に運転している原発も日本ではあるという……。









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