磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原爆文学展-ヒロシマ・ナガサキ 原民喜から林京子まで-

2008年09月11日 | 読書日記など
『原爆文学展-ヒロシマ・ナガサキ 原民喜から林京子まで-』
   神奈川文学振興会・編/
     県立神奈川近代文学館、神奈川文学振興会2000年

会期・会場:2000年10月7日~11月12日 県立神奈川近代文学館
--そのパンフであるようです。モノクロ写真が豊富です。



「開催にあたって」下「」引用。

「-略-しかるに、「ヒロシマ・ナガサキ」に始まる「核状況」は、多くの人の願いや努力にも関わらず、今もなお改善される気配を見せていない。すでに地球上の人類を何度も絶滅させるだけの核を保有しながら、相変わらず核の魅力に幻惑された人々は「核軍縮」に背を向け、「臨界前実験」と称する核実験を継続し、核兵器開発に余念がない。
 そんな「核状況」に対して、原爆文学はまさに人間の尊厳を守るべく「良心」の証を突きつけてきたのだが、来る二一世紀もこの「核状況」と人間との対峙は続くのだろうか。-略-
   二○○○年一○月 財団法人神奈川県文学振興会 理事長 中野孝次」

「良心」の証……。そんな作品読んだことがない……。
--ピンとこない……。
あまりにも、美文すぎる……。
--もっと日常レベルにおいてもらいたいものだ……。

細田民樹の写真がある。下「」引用。

「細田民樹 小説家。父の郷里の広島県山県郡壬生に疎開していた細田は、1945年5月栗原夫妻と出会い、文通を通して親交を深め、戦後、中国文化連盟の顧問となり、ともに文化運動に尽力する。」

原稿も写真で掲載。

有吉佐和子作品も紹介されている。下「」引用。

「有吉佐和子 1956年に「地唄」でデビュー。わが子の原爆症発症に怯える嫁と、その姑との関係を描いた「祈祷」(「文学界」1959年2月)は「恍惚の人」「複合汚染」など社会的課題に取り組んだ作品群の先駆けといえる。」

『黒い雨』のもう一つの参考資料。
--「ヒロシマ被爆軍医予備員の記録・岩竹博の手記」
夫婦の写真と原稿が掲載。

『憂鬱なる党派』高橋和巳・著、『にぎやかな街で』丸谷才一・著、『虹の橋づめ』『浦島草』大庭みな子・著、『終末伝説』渡辺広士・著も掲載されていました。

かなり大掛かりな展示会だったようです。








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