磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争と子どもたち

2008年09月13日 | 読書日記など
『戦争と子どもたち』
    早乙女勝元・著/河出書房新社2003年

「戦争と子供たち」
--「戦争は究極の差別」
弱者である子どもたちはひどい目にあいます。
……古今東西、有力者の子どもでもない限りはそうなるかと思います……。



帯に書かれてあります。下「」引用。

「昭和20年3月10日、12歳の少年は東京大空襲の劫火のなかを逃げまどい、奇跡的に生き残った--。
あれから50余年。いまなお、世界の各地から、子どもたちの悲鳴が聞こえてくる。自らの体験をふまえ行動する作家の眼がとらえた。戦争の悲鳴と子どもたちの現実!」


著者は十二歳で工場勤務。そして空襲……。下「」引用。

「B29に東京爆撃が開始され、学校も工場も町も消えた三月一○日「炎の夜」はかろうじて生きのびる。」

著者のマンガ原作。

11 炎の街に生きる

B29は一万メートルの高々度も飛び、高射砲弾をほとんど受け付けないと書かれてありました。

迷言が書かれてありました。
「よい戦争はなく悪い平和はない。」
--これは戦争がないなら、何でもいいと間違う人もいるかもしれない。
現代では、そういうことは消極的平和という。
--現代では積極的平和を求め、平和をつくりだそうとする……。
「構造的暴力」がある平和は、本当の平和ではない……。

豆腐も配給制で、売りに来なかったという。
コッペパン二つで一日分の配給。

イラク戦争では粉ミルクが戦前の100倍の値段になったという。

ダーちゃんのことも書かれてありました。

2 戦争孤児のダーちゃん

従軍看護婦のことが書かれてありました。
--この本ではありませんが、ひどい平和主義者は、従軍看護婦や軍医も軍国主義に加担したという。それはそうだと思いますが……。
兵士には人権は認められないのか?
--人道や人権の価値を否定する平和主義があるのか?
囚人にも当然人権があり、医療はあたえられている……。

--もちろん、ナチス・ドイツのメンゲレのような医師は人権を否定していた犯罪者でしかないと思うが……。
今もアメリカにはこのようなドクターがいる。健康管理よりも、自白強要のために医学を悪用している……。


1970年の夏、「東京空襲を記録する会」設立。







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