磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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正月の来た道

2006年01月02日 | 読書日記など
正月の来た道』
    大林太良・著/小学館1992年

この本は、世界的にみた正月の行事という感じですね。
世界的にもみて日本の正月はなかなか洗練されているのでは?



行事というものも時代によって変化をみせるものらしい。
著者は、この本の出版される二十年前には、初詣でで、
絵馬に合格祈願などを書く若者は目立たなかったという。

年中行事も、学校やマスコミによって画一化されていった。
七五三の風習がなかったところも、マスコミの影響で、
おこなわれるようになったという。

いずれ、地蔵盆が日本の行事、そして世界の行事となることも
考えられないことではないということか?
正月やクリスマスなどよりも、人格形成によいと思うし、
地域のつながりを強めるためには良いものだと、
今は東京に住む鱧男はそう思うのである。

欧米ではクリスマス休戦というのがあるらしいが、
ベトナム戦争ではテト休戦という正月(旧正月)休戦もあったという。

イタリアの宗教学者であるヴィットリオ・
ランテナリはランテナリ説をのべている。
それは、生活様式も違う民族でも、似通った側面を
もっているという視点から考えられている。

元旦の朝早く若水を汲むという習俗は、
日本列島の、青森から沖縄まで広く分布し、
かつ文献上も『万葉集』にもかかれているという。


朝鮮では正月に竜が井戸に卵を生み、
そのために卵を含む井戸には豊饒の効力があるという。


マレビト信仰というものを折口信男が語っていたという。
東北のナマハゲから、南は南島八重山のアカマタ・クロマタがあるという。しかし、これは旧正月のことである。

ナマハゲにはナマハゲ伝道士認定試験というものまであるそうだ。

また、中国にもこのようなものがあるらしい。





もくじ[伝統・民俗・文化・風俗]


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4 コメント

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QUEEN企画へのお誘い (なるもにあ)
2006-01-03 14:10:02
にお邪魔にあがりましたが、超充実な切り口異なる

それこそ虹のような記事展開に、

ついついふらふら、あっちいき、こっちいき。(えへ?



「お正月」をテーマにしてみる、現代日本、興味深い考察ですね!!

形が変わっても確実に受け継がれてく「お正月」は

やはりいろいろな意味で大切な行事であり、文化であり、生活シーンだと思います。



えと、新年早々ですが、QUEENのTB企画UPいたしました。

『教えて!★あなたの好きなQUEEN《アルバム&曲》!』

http://blog.goo.ne.jp/swr3313648mm/e/d5bb4026a1058f89798287a9db99f690

ムチャな企画だとは思いますが(笑)お祭り企画ですので

お時間できましたらば、ぜひぜひご参加くださいませ。
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自分でいうのも何ですが、 (鱧男)
2006-01-03 20:15:14
かなりディープなフレディー・マーキュリーのファンです。



フレディー・マーキュリーがゲイとしったとき、

フレディー・ファンの女性に、

「マーキュリーは○○さんより、ぼくの方を選ぶんだ。誘われたら、どうしよう?」

と、悩んでしまいました。



フレディー・ファンの女性は、僕に一瞥をくれて、

「ゲイの人にも、当然、選ぶ権利がある!」

と、お叱りの言葉を受けました。(-_-;)



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(・_・)・・・・・・。 (みっちゃん)
2006-01-03 22:20:11
去年でしたっけ?ボーカルにポール・ロジャースを加え再結成した(って、いうのか?)QUEENがさいたまスーパーアリーナでコンサートしたの・・。

鱧男さん・・行きました?

アタシはトンと詳しくないのですが・・

魅力的な人って・・男女を超越して魅力的ですよね(^^)

ロックは詳しくないですが・・・

ジョン・ボンジョビは好き♪

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お金がなくっていけず。 (鱧男)
2006-01-03 22:34:08
でも、そのニュースをきいたとき、

耳を疑いました。



フレディー・マーキュリーが生きているとき、

クイーンは4人でクイーンだ。

一人かけても、他の誰かが入っても、ダメだといっていた

あの2人ですよ。

マーキュリーワンマンバンドと、2人は批判していたのですよ。



ううーん。

ほんでも、何年もたっているし、忌中もすぎたことだし、

そんなことをいうのも何だなあーと、後で思いました。

新たなクイーン・ファンが生まれたことだし、

フレディーなら気にしていないでしょう。
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