『シリーズ核汚染の地球3
六本足の子牛-カザフスタン共和国-』
森住卓(文・写真)/新日本出版社2009年
図書館の説明文。下「」引用。
「見渡す限りの草原、のんびりと草を食べる牛や馬、客人を温かくもてなす遊牧民。そこではかつて、400回以上の核実験が行われていた-。今も放射能汚染の不安に脅かされるカザフスタンの現実を、写真とともに紹介する。」
話をしていたという。下「」引用。
「ローザ・ママトゥーワさんのアパートで、ローザさん手作りのサクランボジャム入り紅茶を飲みながら雑談しているときだった。「両親の住むボデネ村で、六本足の子牛が生れた」と、アヌワルさんが話し始めた。」
核被害に関する人たちは、日本のことをよく知っている……。下「」引用。
「ボデネ村は、セミパラチンスクから北西に100キロほど。イルティシュ川とポリゴン(核実験場)にはさまれた。人口一○○○人のひっそりとした村だ。六本足の子牛を育てているというマイラさんをさがして村役場をたずねると、村長のセーリック・ベックさんが家まで案内してくれた。
セーリック村長は、ぼくが日本から来たと知ると「世界で初めて原爆の被害にあった日本のジャーナリストなら、私たちの苦しみをわかってくれる」と話しだした。「奇形の牛や馬が生まれることは核実験場周辺の村ではめずらしいことではない。生まれるとすぐに飼い主は処分してしまう。でも、心の優しいマイラさんは子牛がかわいてく殺せなかった。それで育てることにした」と。」
しかし、とんでもない学者もいるし、日本は国策として原発推進である……。
素朴な人たちが住む。
この人たちの生活は核兵器などと全く必要としていないのに……。
モルモットにされた人の写真もある……。
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もくじ
六本足の子牛-カザフスタン共和国-』
森住卓(文・写真)/新日本出版社2009年
図書館の説明文。下「」引用。
「見渡す限りの草原、のんびりと草を食べる牛や馬、客人を温かくもてなす遊牧民。そこではかつて、400回以上の核実験が行われていた-。今も放射能汚染の不安に脅かされるカザフスタンの現実を、写真とともに紹介する。」
話をしていたという。下「」引用。
「ローザ・ママトゥーワさんのアパートで、ローザさん手作りのサクランボジャム入り紅茶を飲みながら雑談しているときだった。「両親の住むボデネ村で、六本足の子牛が生れた」と、アヌワルさんが話し始めた。」
核被害に関する人たちは、日本のことをよく知っている……。下「」引用。
「ボデネ村は、セミパラチンスクから北西に100キロほど。イルティシュ川とポリゴン(核実験場)にはさまれた。人口一○○○人のひっそりとした村だ。六本足の子牛を育てているというマイラさんをさがして村役場をたずねると、村長のセーリック・ベックさんが家まで案内してくれた。
セーリック村長は、ぼくが日本から来たと知ると「世界で初めて原爆の被害にあった日本のジャーナリストなら、私たちの苦しみをわかってくれる」と話しだした。「奇形の牛や馬が生まれることは核実験場周辺の村ではめずらしいことではない。生まれるとすぐに飼い主は処分してしまう。でも、心の優しいマイラさんは子牛がかわいてく殺せなかった。それで育てることにした」と。」
しかし、とんでもない学者もいるし、日本は国策として原発推進である……。
素朴な人たちが住む。
この人たちの生活は核兵器などと全く必要としていないのに……。
モルモットにされた人の写真もある……。
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