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内閣情報部 情報宣伝研究資料 第2巻

2009年07月27日 | 読書日記など
『内閣情報部 情報宣伝研究資料 第2巻』
  津金沢聡広、佐藤卓己・編/柏書房1994年

旧字で書かれてあり、読みづらい活字が使われている……。



■目 次■
第三輯 武器に依らざる世界大戦  1
    解題(佐藤卓己)  334
第四輯 世界大戦と宣伝  343
    解題(佐藤卓己)  700

弱体→強力? 下「」引用。

「フランスにおいても、イギリスにおけると同様、大戦中弱体な内閣は次第に強力な内閣によってとって代わられた。-略-」

そんな単純な物の見方しかできないのか?

ビラと高い報酬(第一次大戦中)……。下「」引用。

「どれくらいのビラがドイツ兵によって発見され、隠匿されたかということは勿論計算するを得ないが、しかしそれは数の上では届出られた数の一小部分にしかあたらないというかのが本当らしい。一部につき三十ペエンニヒという高い報酬が届出が奨励せしめられた。その上非常に度々同種のビラが多数、二十五部も、或いは度々一束も一度に発見された。しかし兵士達は一般にの好んでビラを一部以上も自分ののために保存しておくような事はしなかった。第六軍団は一九一八年九月に二十六万三千部を突破して届出でのレコードを作った。」

ルーデンドルフ。下「」引用。

「ドイツに於てルーデンドルフ将軍が破壊的宣伝の戦争に決定的な影響を最も力強く主張した。宣伝は彼には敵の最も危険な武器と思われる。回想録の中で彼は次の如くに書い居る。-略-」

ルーデンドルフ。下「」引用。

「祖国教育はルーデンドルフ将軍の意志の強い性格によって全く勝利の上に打ち建てられた。一九一七年六月七日の大本営に於ける第三部第二課長、彼の協力者、戦争新聞事務職員の商議の結果として、啓蒙の任務として次の事が確定された。則ち「軍事上はドイツの勝利は必然的であり又可能である。勝利に依ってのみ、もたらされる犠牲に適応する平和に到達し得る。-略-」

そして、ヒトラーを生み、ドイツを焦土にしてしまった愚かなルーデンドルフ。

ルターのことも書かれてあった……。下「」引用。

「宗教改革のルター主義に於ける特に独逸的発展は特別な特徴を持ったものであり、其のルーター主義たるや実に、此の俗世間から悲観論的に回避をなし、又良き仕事、凡ゆる人間的能力を信じないものであり、只神の無限の恩恵のみを信ずるものである。-略-」

これは宗教家だろう……。







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