磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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奥会津の民俗

2011年05月02日 | 読書日記など
『奥会津の民俗』
   安藤紫香・著/歴史春秋出版1994年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「衣食住・まじない、そして婚礼・出産など……。
雄大な自然のなかで時間をかけて育まれた
奥会津の独特な文化に、人間
本来の姿が今、くっきりと
うかびあがる!!
今はむかし、奥会津の生活の中から秘められた民俗として忘れさられようとしている人々の暮らしを後世に伝えてゆく……。」



シミ餅……。下「」引用。

「シミ餅は、これらの「ぐ」を入れついた餅をのし盤の上に薄くのして、すこしかたまったところで五センチの八センチくらいの大きさに切って新聞紙で包みわらで結んで寒中軒場などにつるして干しあげる。新聞紙に包まずに軒につるす人も多い。
 寒中にしみらかしてつくるのでシミ餅といって、昔は子供のおやつでもあった。」

--「凶作時の非常食」
・ソソメヤキもち
シダミもち
・松の皮もち
・メヌカッコ
わらもち
・くず(葛根)

せいな……。下「」引用。

「せいなとは「ミンジャ」と呼ぶ水屋、流し場のことで、今の若者たちにのは通じなくなってきた。」

「ハイットー」=挨拶の言葉。下「」引用。

「奥会津地方に、「ハイットー」という言葉がある。他人の家にの入るときつかう言葉で、「こんにちはー」というのと同じような意味であり方言では良い言葉である。「ハイットー」というのは、「入るぞー」という言葉がなまってできた方言で、他人の家の戸口に立って「入るぞいるのかいないのか」というかけ言葉であり、無断では入らないぞという許可をもかねる意味も含まれていると解している。」

四十八はらい。下「」引用。

「四十八はらいとは、節分(豆播き)の翌朝すなわち立春の朝、雪が降るとそれから四十八日間すこしずつでも毎日雪が降る。立春から数えて四十九日目に悪天候は終る。四十八日間家の前の門の雪を払わねばならぬというところから「四十八門(しじゅうはちかど)はらい」と言う所もある。」








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