磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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巨大地震が原発を襲う-チェルノブイリ事故も地震で起こった-

2011年05月16日 | 読書日記など
『巨大地震が原発を襲う-チェルノブイリ事故も地震で起こった-』
   船瀬俊介・著/地湧社2007年

いろいろなことが書かれてありますが、チェルノブイリの地震についての説明がわかりやすかった。
それとテロに関することが、フクシマで素人にもよく理解できるものとなった……。



「「関東大震災の三倍に耐える」の大嘘」 下「」引用。

「「原子力発電所は、関東大震災の三倍の地震に耐えられる」-略-しかし、これは悪質ペテン・キャンペーンだ。」

あわやの新潟 2007年7月16日、震度6強。下「」引用。

「「放射能汚染による“急性死二○万人”寸前だった」と胸を撫で下ろす専門家も。」

新潟でも、東電と政治家たちの迷走……。下「」引用。

「一八日、初めて報道陣の前に姿を現した東電、勝俣恒久社長。「今度のことを“いい体験”に生かしていきたい」「すべてはパーフェクト(完全)は、非常に難しい」と、とぼけた答弁に周辺住民は怒り心頭だ。さらに「社長としての責任」を問われると、「どういう責任か?」「何を指すのか?」と報道陣に食ってかかる始末。
 一方、新潟県、泉田裕彦知事は一八日、原発行政を痛烈批判した。
「官房長官が『放射能漏れなし』と発表した後に『実は海に流れた、空中にも出ていた』とは……! と怒りを隠さない。-略-」

「ずさんな防災態勢」 下「」引用。

「防火服着ず現場へ」「化学消防車はなし」「立ちのぼる黒煙。東電社員らは、ただ遠巻きに見守るだけ(『日経新聞』二○○七年七月二○日)」

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「隠蔽事故445件! うち二件は臨界事故」

福島は五本脱落! 役に立たない保安院。下「」引用。

「七八年一一月、同原発で制御棒が五本も脱落する重大事故発生。やはり一触即発の臨界事故であった。」

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「ドイツは「断層がある」だけで原発閉鎖」←予防原則をとるなら当然!

「活断層がないのに鳥取大地震--「耐震指針」をみなおせ」

「元技術者の証言「安全な原発など造れない」」 下「」引用。

「国や電力会社はチェルノブイリ事故のようなアクシデントは起こらないと信じているが、安全な原発を造れるほど技術は進んでいない。金属の腐蝕ひとつとっても、よくわかってないんです」。
 米国の原発メーカーGE(ゼネラル・エレクトリック)社の元・企画工程管理者、菊池洋一氏(六五歳)の告白だ。(『東京新聞』二○○七年三月一一日 インタビュー記事)」

「死者一三○○万人、浜岡を止めろ!」

「国の「耐震設計指針」は“ザル法”」

浜岡についても、いろいろなことが書かれてありました。

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チェルノブイリ地震説。下「」引用。

「ところが地震説を結論づけたのは、ロシアとウクライナ両国の科学アカデミーの公式「最終報告」なのです。事故で甚大な被害をこうむった当事国が公式発表した最終結論、それが「チェルノブイリの事故は地震で起こった」という真実なのです。」

「ソ連も日本も黙らせるIAEA圧力?」
「IAEA、「情報独占」を宣言」」 下「」引用。

「五月五日 東京で開かれていた第一二回先進国首脳会議(東京サミット)-略-つまり、チェルノブイリ原発事故から、わずか一○日足らずのうちに「真相究明はIAEAが仕切る」と決定したのだ。」

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“ズレ”で大被害のチェルノブイリ。下「」引用。

「ゆっくり滑る“非地震的滑り”」 下「」引用。
「「“非地震的滑り”は、場合によっては何日もかけてゆっくり、ゆっくり滑る。だから、海底でそれが起こると、海底が凸凹になる。すると津波が起きる。だけどほとんど振動はない。チェルノブイリは、そういう地震だったのではないか。一帯は“地震の巣”と書いてありますが、なぜ、四号機だけ事故を起こしたのか? それは四号機の下だけ活断層が滑った。他はなんともなかった。-略-」

目 次

「原発の屋根が狙われたら終わり」 下「」引用。

「菊池洋一氏(前出)は「テロで原発の屋根が狙われたら終わり」と言う。
 九・一一テロで、航空機による“攻撃”が現実のものとなった。電力会社は「航空機がぶつかっても安全」と宣伝してきたが、それは真っ赤な嘘。-略-
「沸騰水型というのは上がないのです。工場なんかの鉄骨の屋根があって、その上に薄い軽量コンクリートを打って防水しているだけです。軽量コンクリートは軽石みたいに軽く弱い。強度はもう全然ない。ほとんど外からの攻撃には耐えられない。テロリストが爆弾積んで(飛行機で)ぶつかったら最上階だけはかんたんに破れます。屋根はあっても無きがごとし。上から狙われたら一番怖い」とアッサリ認める。
 さらに怖いのは定期検査のとき。原子炉の蓋も、第一格納容器の蓋も外されている。-略-」

さらなるターゲット「燃料プール」。下「」引用。

「さらに原発を攻撃するグループに狙われたら万事休すのターゲットがある。
 それが「核燃料プール」だ。原子炉の隣に設置されているが「蓋も何もなくて露出している。原子炉から執り出した使い古しで非常に毒性が強い燃料が入っている。とんでもない(量)の放射能を出す。プルトニウムもできて超危険物。これが露出しているので、年中、この『燃料プール』だけは簡単に狙える』(菊池氏)
 たとえば、いちばん東京に近い東海原発一一○キロワットの使用済み「燃料プール」に爆弾がポンと落ちると、東京の人たちはみんな、致死量相当の放射能を被曝する、という。-略-
「やられてからでは襲い。『やっぱいり原発を止めなきゃいけない』という意識を、これをきっかけに、みんに持って欲しい……」(二○○一年一○月九日、小松川市民フォームでの講演記録『たんぽぽ通信No.七四より)」

「同時テロでアメリカ全土が“死の土地”に変貌」 下「」引用。

「戦慄のシミュレーションがある。アメリカ全土で四基の原発が同時テロで襲われたとすると、推定被害者は二億人……。アメリカ合衆国という国が、この地球上から消滅してしまうのだ。パイプ一本破壊されても原発は暴走、爆発しかけない。」

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「原子力はよく知らん」と湯川秀樹博士。下「」引用。

「懇請されて初代原子力委員となった博士は、五六年の初会合で「私は原子力はよく知らん」と発言。原子核の専門家ですからこの有様だ。当時の政治家、経済界でも原子力の知識はゼロと言ってよい。つまらり「日本国民、何がなんだかわからない」うちに、ほとんど正力、中曽根の二人によって原発は“国策”とされてしまったのだ。」

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「役に立たないモニタリング・ポスト」 下「」引用。

「やはり、広瀬氏が驚くべき事実を公開している。チェルノブイリ原発事故のあと、北欧スウェーデンで放射能測定をした人たちの証言では、モニターで測定された放射能の数値は「通常の二、三倍でしかなかった」。ところが、ソ連から風に乗って飛んで来た大気中のチリなどを集めて測定したら「百万倍を超える放射能が検出された」という。
 つまり、通産省(当時)が太鼓判を押すモニタリング・ポストは、事故発生時にはなんの役にも立たない。」

「巨大“原発震災”で米軍が再占領?」 下「」引用。

「彼らも公式には言うわけがない。内部情報を知っている某外交評論家が公にしたのです。「現地に行ったらそういうシミュレーションがあった」と。」








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