磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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SIGHT 2011SUMMER 『ROCKIN’ON JAPAN』増刊号

2011年10月04日 | 読書日記など
『SIGHT 2011SUMMER 『ROCKIN’ON JAPAN』増刊号』
   渋谷陽一・編/ロッキング・オン2011年

若いころは、この雑誌「ROCKIN’ON」の読者だった。
FMもよく聴いたなあー、渋谷陽一さんの……。
高校時代のビートルズの知識は、この人からが多かったなあ……。
それだけでも、「ありがとう」をいいたい人物です。



「悪役担当を忘れている」。厚顔無恥とは彼らのことでしょうね……。 下「」引用。

「東電が悪者で敵なら簡単である。それを倒せば一件落着、事態は解決する。しかしそんな簡単なことではない。問題はもっともっと複雑であることを、国民は感じとっている。政府も企業もメディアも、原発という利権に群がり、誰もが悪者になり敵になってしまった。そしてあまりにも悪役担当の登場人物が多すぎて、誰もが自分も悪役担当であることを忘れてしまっている。」

「脱原発」は変人の集まりとされていたという。
--差別を受けてきたのは、あきらかに「脱原発」の人たちで、レッテルを貼られてきたのも、そうですね。

「「脱原発」から「原発克服」へ」 下「」引用。

「保坂 -略-それと、南相馬市長が、「脱」という言葉でなく、「ここを原発克服拠点にしたい」と言っているんですね。-略-」

倫理的な「反原発」ではなかった藤原帰一。藤原帰一も東大だったなあ……。

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高木仁三郎と国策大学。下「」引用。

「藤原帰一 -略-大規模な設備がないと、自然科学系は仕事にならないんですよ。高木仁三郎さんは東大の助手の後、東京都立大に勤めていらっしゃいましたが、やはりお辞めになっていますよね。自然科学系の分野で科学技術の世界を見直すというとは、結局、自然科学の学者としてやっていけなくなることだと、その壁に直面して大学を出て行く方がいるということはもちろ知っていました。理系という分野は--というか東大の工学系は、そもそも、造船とか、軍需とつながってできたところですね。」

高木さんも辞めてよかったね。人間にもどれたね!!! 故人だけど……。

もくじ

「3・11以降の「今ここにある、そして加速度的な悪化していく危機」を語る。「我々は、今、大本営発表の時代と同じ世界にいる」上杉隆(ジャーナリスト・自由報道協会代表)。

--「「安全デマ」にのまれたメディア」と主張。
「デマ野郎!」と非難されていたという。ボクは上杉さんたちが事実だと思っていましたよ。そうか、Twitterはいまだに理解不可能です……。あんな世界なら、1か月も罵倒されるはずだろうなあー。深く考えないんだから……。そして謝罪もなしだろうなあー……。やれやれ、がんばるね、上杉さん。人間としか会話したくない自分です……。

今も罵倒がネットでは残っていますね。

言論の自由を圧殺する「自由報道協会」

↑ に関して。↓

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排除された上杉。下「」引用。

「上杉 逆ですね。全部、排除されました。TBSには番組を降ろされましたし、朝日新聞でもコメントをもう出すなと言われ、スポニチの連載はその間止まっていましたから、普通だったら、メディアがそういう多様な価値観を提供することを手伝うんですけど、自分たちが「こうであってほしい」と願っていることと違う意見は全部、排除されてしまうんですね。そこで議論をぶつければいいのに、抹消されてしまう。-略-」

大手メディアさん、悪役担当が自覚なしで、まだ謝罪も入れていないですね。恥ずかしくないですか???

二重にだまされる国民と自由報道協会。下「」引用。

「上杉 洗脳している側に洗脳しているという意識がないと、国民が二重に騙されてしまうてんですよね。この部分を繰り返し言い続けてきたんですが、自由報道協会が立ち上がって、やっとこれに気づいてきた人がいるかなと思っていた矢先に震災が来て。だから、個人的には残念だったんですよ。よくインタヴューなんかで、「自由報道協会があってよかったですね」と言われるんですが、震災がもし1年後に起こっていれば、もっと記者クラブを骨抜きにして、こんなひどいことにならないようにできたのと思います。それが一番悔しいですね。」







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