磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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被爆者医療から見た原発事故-被爆者2000人を診察した医師の警鐘-

2011年10月30日 | 読書日記など
『被爆者医療から見た原発事故-被爆者2000人を診察した医師の警鐘-』
   郷地秀夫・著/かもがわ出版2011年

図書館の説明文。下「」引用。

「私たちは被爆者から何を学び、引き継いでいかなければならないか。子どもたちのために、次の世代のために-。被爆者2000人を診察してきた医師が、原発事故の脅威について語る。」



帯に書かれてあります。下「」引用。

「医師から見た原発事故の脅威。
私たちは被爆者から学び、何を引き継いでいかなければならないか。子どもたちのために、次の世代のために。」

被爆者の診療……。下「」引用。

「私はこれまで30数年、被爆者の診療に携わり、約2000人の被爆者の方々の健康管理に関わってきた。その中で、原爆放射線がどういった傷害、困難を人間・被爆者に突きつけてきたかをつぶさに見てきた。そして、日本の政府が被爆者をいかに冷淡に扱ってきたかを見てきた。-略-」

「2005年からの原爆症認定集団訴訟」で反省する医師。下「」引用。

「恥ずかしながら私は、原子力エネルギーの利用を推進しようとする人々の偏った知識のみを信じ、目の前の被爆者に起こっている健康障害を原爆放射線によるものだとは考えられなくなっていた。「放射能傷害は軽微で、原子力は有用だ」という考え方に、気づかないうちに洗脳されてしまっていた。そのことに気付かせてくれたのが2005年から始まった原爆症認定集団訴訟にほかならない。私は原告の支援運動を通じて、初めて原爆症とは何であるかを学んだ。福島原発事故について、国の発表、マスコミの報道を見るにつけ、日本の国民が、かつての私と同じような状況下におかれ、真実を知らない中、不安にさらされ、国に選ばれたその道の権威と言われる人々に頼らざるを得ない状況に置かれている。」

私たちの国は人類の脅威……。下「」引用。

「私たちの国、日本は、先の戦争で唯一原爆を体験し、多くの犠牲者を出し、原爆放射線の怖さ、危険性に最も鋭敏でいなければならない国民でありながら、今、福島原発事故で、チェルノブイリに並び、超えるかもしれない放射線汚染をこの地球にもたらしている。そして、多くの人々の生命に脅威を与え、次の世代に残していくべき美しい地球を汚染する加害者になろうとしている。」

「内部被曝と外部被曝」について書かれてありました。

無視できるというのなら……。下「」引用。

「厚生労働省は全国で放射線による食物、水の汚染を一体、何のために測定しているのだろう。なぜ福島やその周辺で野菜の出荷を止め、牛乳を捨てさせ、牛を殺させ、漁業に規制をかけてきたのか?」

そういう考えができるならば……。
--原発を立地した自治体についても、安全だったら、そんな大金くれるわけないだろうに……。被害者づらを続けているのが、不思議でならない。もちろん、一部の人たちだろうが……。他地区よりも、その一部がおそろしく多いところでもあるだろう……。











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