磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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プルトニウム生産工場の恐怖-漠さんが語る六ヶ所「核燃」施設-

2008年09月26日 | 読書日記など
『プルトニウム生産工場の恐怖-漠さんが語る六ヶ所「核燃」施設-』
   西尾漠・著/創史社1993年

やはり、この本を読んでも、危険な「核燃」施設と思います。



■目 次■

はじめに  6
「あかつき丸」は着いたけれど  10
都会人のエゴと六ケ所村  20
低レベル廃棄物埋設施設のウソ  28
高レベル廃棄物埋設施設のウソ  36
核と秘密主義  45
再処理工場なんていらない  60
ウラン濃縮工場もいらない  74
再処理工場の正体  78
なぜ核燃料サイクルか  90
再処理工場をとめるために--いま、六ケ所村で  99
資料編  109
あとがき  128

一年分を一日で排出するという……。下「」引用。

「それで、再処理というのは、この使用済み燃料を切り刻んで硝酸に溶かしてプルトニウムとウランと高レベル廃棄物(死の灰+超ウラン元素)に分離する作業ですから、燃料のなかにまざがりなりにも閉じ込められていた放射能がすべて開放されて出てきます。そこで、原発の一年分の放射能を一日で放出するなどと言われるのです。」

低レベルといっても……。下「」引用。

「低レベル廃棄物埋没センターと言っていますが、おかしなことだらけです。そもそも低レベルとは言っても、低レベルの上は高レベルしかない。原発から出るものはなべて低レベルで、死の灰をふくむ、使用済み燃料や再処理廃液、それに固化したものだけが、高レベルという考え方です。
 ですから、低レベルと言っても、非常に高い放射能のものがある。ドラム缶一本あたりの放射能で、一般の人の許容量にすれば五○万人分にもなります。
 そんなものを当面一○○万本、最終的には三○○万本も埋め捨てにしようという。」

違うものが返還された。下「」引用。

「このプルトニウムの仲間の含有率について、日本政府は秘密にしていたんですが、フランス政府の発表した安全性確認の資料に前回の輸送のときのデータが出てきた。それを見て、原子力資料情報室の高木仁三郎さんが、どうもこれは日本から送ったものより長く燃やしたものを返してきているようだ、と疑いをもった。確かめたところ、科学技術庁もフランス核燃料公社も、その通りであると認めました。」

もくじ

「あとがき」で「東京に住む私」と著者は書いているが、都会に住んでてもその影響力は受けると思う。
毒米を知らないうちに食べさせられたように、チェルノブイリの汚染小麦を知らないうちに食べただろう……。

ノルウェーの外交と同じ考えをした方が賢明な気がする……。











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