磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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図解原発のウソ

2012年07月07日 | 読書日記など
『図解原発のウソ』
   小出裕章・著/「原発のウソ」取材班・編/扶桑社2012年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「原発関連本売り挙げ第1位『原発のウソ』に写真、図版、最新データを加えて再び警告する!!
世界最悪の事故はまだ終わっていない。」



「まえがき」 下「」引用。

「福島第一原発の事故からおよそ1年がたちました。しかし、事故はまだ終わっていません。野田首相は2011年12月に「事故収束」を宣言しましたが、損壊した原子炉建屋では今も被曝作業が続いています。原子炉が完全に冷却されたわけでも、放射能の流出を止められるめどがたったわけでもない。事態は今後さらに悪くなる可能性さえあります。-略-
 人間が核というものに手を染めてから、もうずいぶん時間がたちました。未だに解決することはできていません。それどころか、武器やエネルギーとしてずいぶん頼るようになってしまいました。本当にこの世界がいいのかどうか、よく考えなければなりません。」

本書は……。下「」引用。

「本書は、2011年5月に刊行された『原発のウソ』(扶桑社新書)に、「原発のウソ」取材班が写真や図版、最新のデータ、コラム等を加えてくださいました。もともとの『原発のウソ』も、私が書いたもの、話したものなどを扶桑社『週刊SPA!』編集部の北村土龍さんがまとめてくれたものでした。本書も取材班の皆さん(北村さん、志葉玲さん、田中裕司さん、長谷川博一さん)の功績であることをここに明記させていただきます。また、フォトジャーナリストの広河隆一さん、森住卓さんにも写真を提供していただきました。本当に多くの方々にご協力をいただいたことを感謝いたします。」

「東電「原因は津波」と一点張り 消えぬ地震で配管破損の疑い」

「4号機が崩壊すれば首都圏も猛烈に汚染される」

「チェルノブイリの被害を日本政府は過小評価」

「「外部被曝の700倍のリスク」欧州の研究機関も発表」 下「」引用。

「内部被曝リスクを評価されないがゆえに「原因不明」「因果関係なし」とされてしまうのかもしれない。」

「劣化ウラン弾が使われたイラクでがん・白血病が急増」

「子どものリスクは大人の80倍」

「東電がその気になれば送電・配電設備5兆円 再処理積立金3兆円」 下「」引用。

「-略-株主責任も銀行の貸し手責任も、しばしば棚上げ。しかも多額の公的資金=税金を使うとなれば助けるのは国民なのか。-略-
 東電がもしも責任感を持って全体の補償を考えていくなら、補償額を生みだす、こんな計算もありそうだ。発電と送電の分離が叫ばれる中で、もしも送電・配電・変電設備などを売却すれば5兆円を超える金額が生まれるという。もう一つ東電には“埋蔵金”がある。使用済み燃料再処理の将来費用として「原子力環境促進・試算管理センター」に積み立てた金額が2兆9000億円。核燃料サイクルは事実上破綻しているので、断念して吐き出す手もあるだろう。
 今後の除染費用や海洋汚染の補償などを考えると、賠償額は10兆円を優に越えると予測されるが、両者を合わせただけで約8兆円。関連施設の売却や人件費&燃料費のコストカットが進めば10年単位では追加の数兆円が生れるはず。合計すると10兆円を越えるのは難しい。どこまで自力を償うつもりなのか、東電の真摯な対応が求められている。」

「原発を建てれば建てるほど電力会社が儲かるカラクリ」

「「原発はコストが安い」というのはまったくのウソ」
「原発を止めたほうが、電気料金は下がるのです。」

「発電所の全所停電は絶対に起こらないことになっていた」

「「紙一重」だった第一と第二」 下「」引用。

「津波に流された福島第一原発のタンク(上)。第二原発は、第一同様、津波による浸水で2、4号機が冷却機能を失って一時危機に陥ったが、懸命の復旧作業により「紙一重」のところで最悪の事態を逃れた。左は津波が押し寄せる前、左下は浸水した後の福島第二発電所の写真。」

「ウランは石油よりも先に「寿命」が尽きてしまう」

「10年経つごとに20年、計画が先送りになってきた核燃サイクル」

「破綻した「もんじゅ」に1兆円 常軌を逸した再稼働計画」
「休止中でも維持費1日5500万円」

「余ったプルトニウムを使う苦し紛れの「プルサーマル計画」」

「全国に危険な老朽原発19基 大地震で新たな悲劇の恐れも」

「世界で進む「脱原発」の流れ 日本の原子力政策は袋小路に」
「先進国では原発離れが加速」

「意外とスゴい! 「純国産エネルギー」の実力」








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