磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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湯川秀樹著作集1 学問について

2008年06月10日 | 読書日記など
『湯川秀樹著作集1 学問について』
   湯川秀樹(著)/佐藤文隆(編・解説)/岩波書店1989年



高等な問題でも、表現では一通りではないということでしょうね……。下「」引用。

「しかるに今から十数年前、不連続的見地を徹底して代数的方法を用いるマトリックス力学と、連続観に立脚して従来の解析的法鵜歩を踏襲せる波動力学とがほとんど同時に抬頭し、原子世界に生起する各種の現象に適用して、いずれも異常な成功を収めた。そして間もなく、それらは数学的に全く同等であることが明かとなり、量子力学の名の下に統一せられることになって、連続不連続の二重性の問題は完全に解決せられた。」

地動説がどうも、幅をきかせすぎではないか? とボクは思います。下「」引用。

「ところで地動説というものはすでにギリシャの時代からあったのでありまして、中でもアリスタルクスAristarchus(前三一○)などが一番はっきりと地動説を主張しております。彼が恒星は太陽と同じように動かない、地球が太陽を中心とする演習を描いて回転するということを入っているということを、彼と同時代の人であったアルキメデスが自分の著述の中で述べております。しかしギリシャ時代におきましてはもちろん天動説の方が圧倒的に優勢であったのでありまして、特に絶大な権威を持っておった有りとステレスというような人が天動説を唱えましたので、その方がその後ずっと信ぜられて来たのであります。」

永井隆博士が書かれていたと思います。
--地球から見れば、宇宙が動いている。
宇宙から見れば、地球が動いている。
--これが現実だろうと思うのですが……。
銀河も止まっているわけではありませんね……。

スウェーデンにあったが、貧しい戦後日本にはなかったという。下「」引用。

「現に私が昨年夏スウェーデンに参りましたときにも、そういうものを作ろうと努力はされております。現に私が昨年夏スウェーデンなんかは比較的ゆたかな国で、一つくらいは作る余裕があるのであります。イギリスなんかでもそういう機械を作っていますが、ヨーロッパのその他の国々では、そういうことは容易なことではない。まして日本では、近き将来においてもそういうものが実現できるとは思われない。」

戦中の話。下「」引用。

「先ほど阪大の話をいたしましたが、そのほかに、京大、それから東京の理化学研究所がサイクロトンを持っていました。特に理化学研究所の仁科芳雄先生の研究室には戦前でも世界でも一番大きなサイクロトンの一つがあったのです。そのサイクロトンというのは、その前のカリフォルニア大学に作りましたサイクロトンと同じ大きさのものでありまして、当時は世界最大だったのです。」

松茸を食べていた湯川秀樹……。下「」引用。

「私は京都に住んでおりますが、たとえば秋になりますと、松茸を食べる。松茸を食べてもあたらんということがわかっているから、安心して食べている。」

それも国産だろう……。
でも、このころは今よりはずっと安かっただろう……。
ボクの家でも食べられた……。
--うまかったね!









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