磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

サンデー毎日 2011-7.10号

2011年09月08日 | 読書日記など
『サンデー毎日 2011-7.10号』
   山田道子・編/毎日新聞社2011年

日本という国は……。
ナチスでも許されるのでは?
そんな気持ちがする昨今……。



「ヤメ検告発「官邸の原発対応は殺人未遂罪!」」 下「」引用。

「「理論的に言えば、業務過失傷害。さらに殺人未遂罪も考えられます」
 こう“告発”するはの若狭勝弁護士(54)。-略-
 官邸ばかりではない。東電や原子力安全・保安院なども同様の罪に問われると、若狭氏は指摘する。-略-
 若狭氏は最後にこう力説する。
「実際に起訴されるかといえば、法律家が100人いれば9割以上が難しいと答えるでしょう。原発事故による異常事態があるからです。しかし、原発事故に巻き込まれた人たちは“被災者”ではなく“被害者”です。今後、責任の所在をはっきりさせることは絶対に必要だと思います」」

「菅直人という宿痾 原発再稼働宣言はペテンだ!! ▼浜岡停止と正反対。海江田に押し付けた姑息▼「福島第1事故調」結論前の発表に怒る委員」 下「」引用。

「菅直人首相は唐突に再生可能エネルギー推進を叫び出したものの、全国の原発は安全だから再稼働させるという。福島第1の収束もままならないのに何をもって安全というのか。首相辞任を翻したのがペテンなら、こっちも開いた口がふさがらないペテンだらけだ。」

「「作業員はヒーロー」に違和感」山折哲雄。 下「」引用。

「一方、日本のメディアは「ヒーロー」という言葉をあまり使わなかった。「犠牲になってでも事故を食い止める」という西洋文明の意味合いを感じたからかは分りませんが、日本人はその言葉に違和感を感じたのではないでしようか。私も感じました。現実に我々がこれまでやってきたことがこれまでやってきたことは同じなんです。日本がアジアで最初に近代化を遂げたのは、犠牲を払うことを通して成功したからです。-略-」

index

「NRC「問題なし」に批判殺到 米の原発75%でトリチウム漏れ」 下「」引用。

「-略-福島の原発の事故以降、米国では原発の安全性見直しが進む。各原発で建設当初の運転許可期限が迫っており、反原発団体のアピールにもかかわらず、NRCがほとんどの原発に運転延長を認めているためだ。しかし、外部に指摘されるまで汚染水漏れの事実さえ把握していなかったことへの批判は高まる一方だ。07年に冷却塔の崩壊事故を起こしたヤンキー原発の地元、バーモント州選出のバーニー・サンダース上院議員は「原発の安全性への信頼は損なわれた。ヤンキー原発は直ちに停止されるべきだ」と主張している。
 トリチウム漏出が以前から問題視されている原発もあったが、全体の4分の3という数字は「想定外」では済まされない。」

「高木仁三郎さんもあきれたカネで不安に蓋をする体質 自宅に嫌がらせ、脅迫そして尾行…」佐高信。下「」引用。

「-略-高木仁三郎さんは、『市民科学者として生きる』(岩波新書)に、一九七三年の関西電力美浜一号炉の大規模な燃料棒折損事故について書いています。-略-
 そのレポートを基に当時社会党の代議士だった石野久男さんが国会で追求すると、通産省(現経産省)は“調査中”と言って逃げ、関西電力は「そんな事実はない」として、徹底的な事故隠しを図ったそうですね。
 自宅に嫌がらせ、脅迫そして尾行… -略-
 こんな高木さんを電力業界は“買収”しようとし、それに失敗するや、高木さんのパートナーだった中田久仁子さんが『週刊現代』五月二一日号で回想しているように、凄まじい嫌がらせを繰り返しました。あなた方にも知らないとは言わせません。
「注文していない品物が自宅に届けられたりするのはしょっちゅう。散歩途中に車に轢かれそうになったことも一度や二度ではありません。自宅の前には不審な人物がいつも張り付いていて、講演に出掛けると、一緒に電車に乗ってくる。いちいち驚いていられないほどです」」

もくじ

index

「放射能からペットを守る」 下「」引用。

「▼フクシマの犬猫にリンパ球・血小板の減少
▼散歩時“警戒区域”は側溝、茂み、軒下
▼年間被曝基準は? エサの汚染は大丈夫?
 福島第1原発事故で放出された放射能の子どもへの影響を心配する声が、家族同様のペットの健康も気になる。全国で代われている犬は約1190万匹、猫は約960万匹。放射能からペットを守るには一体、どうしたらいいのか。-略-」

「原発とがん 日米英データ入手」 下「」引用。

「▼米国の原発周辺で増える乳がん
▼九州・玄海原発の白血病リスク
 長期化が予想される福島第1原発事故を受け、今後30年間、全福島県民の健康調査が行われる予定だ。しかし、目を向けるべきはフクシマだけてばない。内外には原発と健康被害の関連性を強く疑わせる調査結果がある。これらのデータは何を意味するのか。-略-米では原発閉鎖後、小児がん減少-略-」

「口止めされた4号機プール危機▼“切り札”浄化装置は「3カ国規格混在の突貫工事」▼メルトスルーで建屋内作業不能か…」 下「」引用。

「-略-「今一番危ないにのは4号機で、燃料プールを支える鉄骨が水蒸気爆発で損傷して傾いているそうです。それを補強するために新たに支柱を設置したのですが、まだ強度が足りなくて崩壊の危険性があると東電社員が話していたのです」
 4号機の燃料プールには1535本もの燃料棒が入っており、中には昨年11月に炉心から取り出し崩壊熱を出し続けているものも含まれる。崩壊してこれらが地上に飛び散れば、取り返しがつかなくなる。
「崩壊すれば東日本全体への影響は避けられない。でも、このことは口止めされているそうです」(作業員)」

「原発コンサルタントが明かすホワイトハウスの魂胆 ▼難航するほど儲かる原発ビジネス」 下「」引用。

「原発事故収束のカギとなる汚染水浄化は仏、米企業が主導する。だが、表舞台を離れると欧米の原発ビジネスを巡る思惑が透ける。原発コンサルタントが明かす真実とは--。-略-オバマは上機嫌だと聞いている」としたうえて、こんな裏話を披露した。
「汚染水浄化装置には、セシウム吸着剤のゼオライトが不可欠です。ところがゼオライトを扱う国内の業者は『福島で使うゼオライトはすべて米国から買い付けている。日本企業が食い込む予知がない』と、ちょっとしたパニックになっているというのです」-略-」








index

INDEX

INDEX



エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。