磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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検証チェルノブイリ刻一刻

2006年04月24日 | 読書日記など
『検証チェルノブイリ刻一刻』
   ピアズ・ポール・リード(著)/
       高橋健次(訳)/文藝春秋1994年

この本の著者はカトリック作家といわれ、
ノンフィクションでは、アンデス山中での
飛行機墜落事故の生存者をあつかった
『生存者』(邦訳・永井淳)と、
『大列車強盗』(邦訳・中山善之)であるという。



チェルノブイリ原発は優秀な原発であったと、
他の本にも書かれている。

到着した消防士は、口の中にチョコレートの食べたときのような
甘さがあったという。

学校で生徒にヨード剤が配られたという。

だけども、事故があっても、すぐ近くで結婚式が
おこなわれていたという。

防毒マスクは全員にはないので、配布すると反対に
混乱するだろうからと配られなかったという。

モスクワへ重症の患者は運ばれたという。

世界保健機関(WHO)からの支援申し出の電報にたいし、
「丁重に断る」ことを決議したという。
個人的な申し出も同様にして断られたそうだ。

そんな中、ゲイルという人物に頼むことにした。
ゲイルの祖父の祖父はベロルシアからの移民だった。
ソビエト上層部がゲイルに注目した理由は、
アメリカ人実業家、アーマンド・ハマーと
友人だったからであったという。


ソビエト側がゲイルの協力と、
とりわけアーマンド・ハマーが寄付した機器にたいし感謝した。
しかし、それによって救われた人間は一人もいないかったという。

石棺にすき間は必要であると書かれてあった。
それは換気をしなければならないからという。

チェルノブイリ事故時、ロボット使用できず。

デモの指導者十二人が銃殺された
ことも書かれてありました。

アメリカ映画《最後の警告》、
これはロバート・ゲイル博士の体験記を
もとに製作された映画で、
主人公は英雄として描かれていたという。

このマッド・サイエンティストといわれる人
の名前を心に刻んでいて欲しいと願います。





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