磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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COURRiER Japon がんばれ!日本は必ず復活する 2011-5

2012年08月06日 | 読書日記など
『COURRiER Japon がんばれ!日本は必ず復活する 2011-5』
   冨倉由樹央/講談社2011年



脱原発でも世界のシステムは……。下「」引用。

「こうしてみると、原子力は危険で、不人気で、コストやリスクも高いエネルギーのようだ。比較的に容易に替えはきくし、なくなったとしても世界の仕組みに大きな変化をもらたすこともない。」

OECD諸国では、脱原発の動きが活発化する。

フランスは? 下「」引用。

「フランスが原子力発電と完全に縁を切ってしまうと信じるものは少ない。再生可能エネルギーは高すぎるし、原子力産業はフランス経済にとってあまりに重要な位置を占めているのだ。
 そんななか、4月14日に冒険家としても知られる環境保護活動家のニコラ・ユロが来年の大統領選に出馬することを表明した。長期的に「脱原発」を目指すと見られ、フランスの原子力依存に一石を投じる可能性がある。」

「廃虚と放射線と野生動物と…25年後のチェルノブイリ」 下「」引用。

「セルゲイは自分が10分前からゾーンに出入りしているにもかかわらず、健康そのものだと私たちに言っていたが、旅の終わりになって突然、自分が脚の痛みでもう走れないという事実を明かした。ストロンチウムのせいだという。だが、心配は無用だと付け加える。
「少なくとも、現時点ではストロンチウムは筋肉にあるだけで、骨にはないから」と言った。」

遺伝子の不安定化。下「」引用。

「遺伝子の不安定化は目に見えるかたちで示す実例も出てきている。たとえば鳥類では、色素欠乏症が顕著になっているそうだ。また、非対称の羽根を持つことが通常よりも20%ほど高く、がんになる確率も高い。ネズミの一種は、放射線への耐性を備えるようなっているという。細胞が傷ついてもそれを修復できるシステムが、遺伝子を通して次の世代へと伝わるようになっているのだ。事故後の放射性粒子にまみれたマツの森は、緑から赤に変化した。この「赤の森」に生える小さな木々は、さまざまな遺伝子異常を示している。針葉が通常よりも顕著に長いものもあれば、木ではなく、薮のような形状になるマツも少なくない。」

東京「放射能汚染という“悪夢”が日本人の心に残した傷の深さは」下「」引用。

「東京はたった一晩で、世界で最も大きい臨床心理学の実験室になってしまった。
 3月23日、福島第一原子力発電の事故の影響で、東京都の水道水から乳児の摂取基準を超える放射性ヨウ素が検出され、都は乳児に飲ませないように呼びかけた。その後、摂取制限は解除されたとはいえ、この出来事が都民に与えた心理的影響は小さくない。
 とくに、ある人々にとって今回のことは、半永久的なストレスになる恐れがある。それは、若い母親たちだ。-略-」

「旧ソ連を批判する資格などなかった!? 汚染水放出を隣国にも知らせない日本」 下「」引用。

「福島の原発事故は、隣国である韓国にも大きな不安をもたらしている。万が一に備えて、雨の日は休校する学校もあるほどだ。」






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