磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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世界に誇る日本人-21世紀に伝えたい日本の心 対談集-

2010年03月23日 | 読書日記など
『世界に誇る日本人-21世紀に伝えたい日本の心 対談集-』
   広池幹堂、他・著/モラロジー研究所出版部・編/
     モラロジー研究所2001年

アダム・スミスは『国富論』の中で、「商売人は集まると必ず談合する」と書いているという。



■目 次■
 はじめに  1
財政再建の名君・上杉鷹山 童門冬二対談  9
近代国家への先導役・勝海舟 勝部真長対談  39
末の教育者・吉田松陰 三好徹対談  69
幕末変革期の英傑・坂本竜馬 松本健一対談  97
日本資本主義の父・渋沢栄一 堀出一郎対談  127
救国の英雄・東郷平八郎 半藤一利対談  157
太平洋の架け橋・新渡戸稲造 花井等対談  185
女子高等教育の先駆者・津田梅子 志村尚子対談  213
近代経営の旗手・大原孫三郎 大原謙一郎対談  241


鷹山の場合、愛民の思想……。下「」引用。

「童門先生はご著者の中で「鷹山の改革は単なる赤字減らしではなく、愛民の思想に基づいた優しさと思いやりに満ちた地域づくり」と指摘されていますね。」

もくじ

西郷隆盛の「敬天愛人」は……。下「」引用。

「西郷隆盛の有名な「敬天愛人」は平洲の敬天愛民(民を愛する)からきているのです。そのまま使ってはまずい、と「民」を「人」に代えたのですね。」

もくじ

勝海舟、肩書きなどくだらない……。下「」引用。

「新政府で活躍した人たちの墓には、伯爵とか勲何等などと長々と肩書きを入れたものが多いのですが、東京・洗足(せんぞく)池畔にある海舟の墓には「海舟」としか刻まれていない。海舟の好きな言葉は、「功なく、また名なし」というので、虚名を恥じ、巧名を消すことを願っていました。だから、肩書きなどはくだらないもの、死んでまで用はないものだったのです。そこに、「私」を捨て「公」に尽くした海舟の生きざま、世渡りの姿勢が出ていると思います。」

勝海舟は断食をしていたと書かれてある……。

目次

人物をつくった江戸時代の教育……。偏差値教育ではなかったという。
学問が浅薄だったと書く吉田松陰。下「」引用。

「松陰は江戸で捕まって殺される前に、親に手紙を書いています。「平生の学問が浅薄だったので至誠、天地を動かすことができなかった。そうして、このような事件に立ちいって申し訳ない」、つまり、ふだんから学問をちゃんとやっていて誠、至誠というものが身についていれば、それが裁判官であれ、だれであっても動かすことができるはずだという考え方です。そうでなかったから処刑されるのだと。-略-」

勝も西郷も「至誠」を生き方の根底にしたという。

誰にたいしても「至誠」なんてことでは、曲った人物になるでしょうね……。

やはり龍馬がいなければ薩長同盟はなされなかったという。

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