磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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母と子でみるA47 戦争体験刻む 新しい語り部をめざして

2008年10月19日 | 読書日記など
『母と子でみA47
   戦争体験刻む 新しい語り部をめざして』
    林恒子(編集責任)/石田国夫、伊藤乃里子、
      大久保フヨ、小松豊、中村恭子、長谷川貴子、
        保科美智子(編集委員)/草の根の出版会2007年

イラク戦争以後、アメリカに住む中東系の若者たちに、熱心なイスラム教徒が増えているという。世界で一番の宗教はイスラム教になるという予測も覆らないでしょう……。



できるならば、人命を軽視するような偽せ宗教には入らないでいただきたい。

ただの庶民でいて欲しいと思います……。

しかし、アメリカ生れの中東系の人たちは、迫害を受けて移民した親世代よりも熱心なイスラム教徒になっているという……。

--年金をとられた事件があったようです。
日本は昔から、こんなことをしているのですね。
--年金闘争へ。
1931年12月から月五円ずつ取られたという。
1 年金をいますぐ返せ
1 約束通り利子を付けよ
1 帝国主義戦争反対、日本は中国から手を引け
--即日返金。されど、犯人捜しがはじまったという。
小林多喜二を虐殺した権力は、国策に反対するものを根こそぎ弾圧。

「赤い交換手団 反抗戦術 職員中に「交通組合」というタイトルで、『北海道タイムス』に掲載(1933年11月4日、号外)。


日本が戦争をしていたころ。警官の横暴があったという。下「」引用。

「日本の警察官は私の家(家族)まで始終監視するようになりました。警察官の話によれば、「お前たちは日本の着物を着ないで、白いチマ・チョゴリばかり着ているからだ」と言うのです。それで今度は真っ黒く染めろ、と命令してくるのです。でも私たちは従いませんでした。」

「国語常用」というスローガンもあったという。下「」引用。

「教科書は日本語と朝鮮語の両方ありましたが、四年生から朝鮮語学習が禁止となって、すべて日本語になりました。「国語常用」というスローガンがあって、学校で朝鮮語を話すと点数が引かれ、罰として便所掃除などさせられました。」

諸外国では、国語という概念はないという。
英語は英語であって、国語という概念ではないという……。

賃金差別はひどかったと、この本でも書かれてあります。
--「戦争は究極の差別」ですね。

そして、戦争好きの小泉改革で賃金格差は拡大!
--その跡をつぐ、麻生首相は核保有論者……。

酒工場などの経営者の父をもっていた人の証言。下「」引用。

「遊びに行ったときに、よく拷問を見ました。警官が捕まえてきた身元不明の朝鮮人を取調官が捕まえてきた身元不明の朝鮮人を取調室で拷問をしているのです。反日・抗日のスパイ容疑だったと思います。慶尚北道は、とくに抵抗(ていこう)運動の盛んな所でしたから。」

「植民地ではない」ということが書かれてありました。
そんな条約は締結されていないと韓国人の老人たち……。
軍事支配されただけだという……。

1936年10月、天皇が北海道陸軍大演習の指揮に来た時のこと。
天皇が入った風呂の水をもらう臣民。
その水で、病気が治るという。
貧しい者たちは、列をなしていたという……。

集団自決・麻山事件のことが書かれてありました。

「慰安婦は憲兵が「慰安所」まで連行した」、「「慰安所」は軍隊が運営した」などの文章もありました……。

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