磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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わが子と訪ねた死者の森収容所

2009年07月09日 | 読書日記など
『わが子と訪ねた死者の森収容所』
   早乙女勝元・著/中央公論社1983年

家族をつれてのアウシュビッツ訪問……。
--それだけでなく、空襲などの被害も……。



子どもと……。下「」引用。

「物の豊かな時代に生まれ、育った子どもたちは、いくら話して聞かせ、いくら読ませても、実感が持てないらしい。考えた末、「アウシュビッツへ連れて行こう」と決めた。第二次大戦中、ナチスがユダヤ人を大量虐殺した強制収容所へ。二年前、父親はそこを訪れている。自分が受けた衝撃を、子どもたちに体験させよう、と思った。夏休みを利用した「平和への旅」は、十九日午後、成田航空をたつ。」

原爆ドームと同様……。下「」引用。

「「これはね、フラウエン教会の残骸で、広島のドーム同様、この国の反戦と平和のシンボルになっているのだ。だから、補修しながら記念碑として残してある」
 私はいった。この前きたときに、懇切な説明を受けたので多少は知っている。取材のメモを持ってきてよかった。
「え? この町、焼けたの?」
 こどは、娘がたずねた。中世の逆戻りしたような町だったから、当時からそのまま保存されたものと信じこんでいたのだろう。
「焼けたどころか、市街地の七五パーセントが瓦礫の山となったのだ。-略-」

同じ空襲でも、ドイツは残しているのか……。
東京にはこのようなものはないのでは?
--電柱はあるかもしれないが……。

高熱で変形した牛乳瓶。下「」引用。

「たとえば、プラハ通りに面した、とあるショッピング・センター。ガラスケースの中に異様なものが展示してある。高熱でぐにゃりと変形した牛乳瓶、ビール瓶、そしてレンガとガラスが溶け合って、漬物石みたいに固まったビードロ。表面がぶつぶつと泡状になったレンガ壁の一部。破壊された石像の女神の首……。展示物の上には、残骸だらけのむごたらしい市街地と焼失地図のパネル。
「ここから、われわれが得た唯一のものはなにか。平和である」
と、書いてある。」

ゲーテはそうだったの……。下「」引用。

「「ゲーテは詩人だったの?」
「詩、小説、戯曲、芸術論といった文芸面から、自然科学の研究まで、ありとあらゆることをやった。しかもワイマルの宰相だった」」








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