磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦争格差社会アメリカ-ヒロシマ記者が歩く-

2009年07月14日 | 読書日記など
『戦争格差社会アメリカ-ヒロシマ記者が歩く-』
   田城明・著/岩波書店2007年

米軍では、ヒロシマ・ナガサキは効果があったと教育しているようだ……。
--ナチス・ドイツを批難できる資格は彼らにはない!!!



表紙の写真の人たち。下「」引用。

「イラク戦争から帰還、除隊後にホームレスになった元米陸軍兵士のアンソニー・アレキサンダーさん(左)とモーリス・ウィルソンさん。「イラク戦争は間違っている。すべては石油のため」と2人は声をそろえた(フィルデルフィア市)」

愛国心で煽動したファシスト。下「」引用。
「テロに対する「不安と恐怖」、「愛国心」を強調しながら国民の支持をつなぎとめてきたブッシュ大統領-略-」

煽動されるようなものは、愛国心ではないとボクは強く思う。

裏切られたヒーローたち。下「」引用。

「ブッシュ大統領は、危険を顧みず懸命に救出活動に当たった消防士や警察官、建設労働者らをテロに立ち向かう「ヒーロー」とたたえた。
「罪もない大勢の人々を犠牲にしたテロリストは許せない。でも人間として暮らせるだけの最低限の補償を求めているわれわれの要求に応えようとしない政府はもっと許せない。裏切られた思いだ。」
グラムさんは憤りを込めて言った。」

米国愛国者法

こんなのは愛国者ではなく、米国ファシスト法だろう……。

「小さなアイヒマン」と批難。下「」引用。

「後に「ユダヤ人虐殺」の罪に問われ、一九六二年にイスラエルで処刑されたが、彼は裁判で「命令に従っただけ」と主張した。「アイヒマンは直接人をあやめはしなかった。しかし誤った政治・軍事行動の歯車の一部として、大量虐殺に加担した」」

「劣化ウラン弾の使用と禁止運動」のことも書かれてありました。

キルキルと洗脳……。下「」引用。

「実際に入隊すると「気分のめいる」訓練が待っていた。「キル、キル、キル(殺せ、殺せ、殺せ)……」。M16ライフルを手にした初年兵は、そんな雄たけびを上げながら匍匐(ほふく)前進したり、走ったりを繰り返した。
 人を殺すことに慣れるための兵士への洗脳。「軍隊はそれを洗脳と言わず、訓練と呼ぶんだよ」とパターソンさん。」

ヒロシマ・ナガサキは効果があった!? 下「」引用。

「訓練期間中にヒロシマとナガサキの生々しい惨状を映し出したビデオを見せられた。核兵器がいかに有効に使用されたか、人体や建物破壊にいかに効果がを発揮したかを学ぶためである。
「それを見ることで、必要となれば確実に核砲弾が使用できるよう、躊躇する心を克服し、使用後も良心の呵責(かしゃく)を覚えなくて済むようにするためだった」とパターソンさんは指摘する。」

「2 ロスアラモス研究所 進む新型核弾頭製造計画」

「二人のジャーナリストの原爆描写」
ニューヨークタイムズのウィリアム・ローレンスとバーチェット。下「」引用。

「戦争省からも給料をもらっていた科学記者のローレンスは、長崎への原爆投下に際して搭乗を許され、そのときの体験をニューヨーク・タイムズに掲載した。」

バーチェットは当時としはきちんとした記事をかいた。下「」引用。

「バーチェットのこの記事を否定するために、原爆製造を指揮したレスリー・グローヴス将軍は初の原爆実験(一九四五年七月一六日)を実施したニューメキシコ州の実験場へローレンスら三○人の記者を連れて行った。ローレンスはそのときの体験を基に、死亡原因は「爆風によるもので放射線ではないことが確認できた」と、九月一二日付のニューヨーク・タイムズに載せた。これらはすべてアメリカ政府の意向に沿って書かれたものであった。-略-」

ローレンスのプラパガンダ。下「」引用。

「そして政府の「プロパガンダ(宣伝)」として利用されたローレンスの取材姿勢は、イラク戦争で国防総省に「エンベデッド(埋め込み)」されたジャーナリストの姿勢と重なるというのだ。」

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エイミー・グッドマンの弟……。下「」引用。

「グッドマンさんが、同じジャーナリストの弟、デーヴィッドさん(47)らと制作したドキュメンタリー作品のタイトルは『隠蔽されたヒロシマ--戦争省に仕えたニューヨーク・タイムズ記者のビュリツァー賞を剥奪せよ』というものだ。」

ヒロシマ記者超大国を歩く








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