磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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215 そのまんま舞妓!

2008年07月04日 | ライト小説
あかねさんシリーズ002
男が女de女が男


八、浮気は女の甲斐性よ!




215 そのまんま舞妓!


こちらの世界にいる女尊男卑の世界で育った茜。

ファッションだなんて、そんなこと暇人の考えることだろうと思っている。

ファッションがこれほど、世界の人を魅了し、経済的にも巨大産業であることも、念頭にない。

人なんて、自分の興味のあることにしか、感心を持ちたがらないものである。

しかし、好き好きなんていっていられない、エネルギーの問題、原発の問題、核兵器、遺伝子操作……。

そんな命に関わることは、みんなに考えてもらいたいのだが……。

人間の心というものは、化学反応よりも理解困難なものであり、時にあまりにも悲しいものだったり、不条理だったりすものである。

茜の頭にふとある考えがうかんだ。

--ファッションといえば、京都関連のインターネットで検索していたら、舞妓さんは歩く美術館などと書いてあったなあー。

西陣おり、友禅染め、京都の人間国宝がつくった……。

何千万円もの服装を着ているわけで、歩く京都の物産展である。

そんな表現がおもしろかったので、記憶に残っていた。

「どうしたんですの? 茜さん」

「えっ、ちょっと思い出し笑いです……」

「あら、どんなこと?」

「舞妓さんは歩く京都の物産展というのが、おもしろくって……」

「やはり、ファッションに興味があるのね。そうだわ、舞妓といえば、小説をもっていますわ」

稲葉はカバンから、「少年舞妓・千代菊がゆく!」を出した。

そしてその本を手にとり茜は思う。

--男が舞妓で当たり前じゃないか。

しかし、むこうの世界では、女ヘンではなく、男ヘンである……。

こっちの京都好きの人からみたら、とってもヘンかもしれない……。

だが、単なる文明のちがい……。どちらも、見事な舞いを見せてくれる……。はずです……。








閑話休題

どうも、石油ショックの

時よりもひどいという。

そんな意見をラジオで

話している人がいました。

悔しいけれど、

まさに、戦争ですね。

目 次

中東の戦争もやはり

他人事ではありませんでしたね。










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