磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

週刊金曜日 2012-5-11

2012年06月01日 | 読書日記など
『週刊金曜日 2012-4-20』
   平井康嗣・編/金曜日2012年

特集名 短期休養のすすめ



「福島原告団の思い(1) 武藤類子さん福島原告団団長」下「」引用。

「どうして東京電力の責任において除染は行なわれないのだろう。どうしてSPEEDIの情報を隠した人が何の責任も問われないのだろう。どうして原発の再稼動は、安全性を軽視してきた同じ役人が判断する立場にいるのだろう。どうして放射能「安全」キャンペーンにより人々に無用な被曝を負わせた人が、健康調査の責任者なのだろう。(中略)この原発事故の原因はどこにあるのか、誰にあるのかをしっかりと調べ、明確にしてほしい。そして、その責任をきちんと追及してほしい。それを訴えていくことが、次世代に対する私たちの責任だ-そんな思いが、私たちに刑事告訴を決意させました。人の罪を訴えるということは、同時に自分たちの責任も問われるものでもあるような気がしています。告訴団長を引受け、責任の重さを両肩にずっしりと感じつつも、事故でいったんバラバラにされた大勢の福島県民が新たにつながる機会にしたいと、前向きに考えています。-略-」

「原発事故被害者援護の早期立法を」宇都宮健児。

「小型機から見る福島第一原発 所狭しと並ぶ汚染水貯蔵タンク群」新藤健一。

関連記事

「“でっち上げ文書”と日下部聡・内閣審議官 再稼働を操る官僚の詭弁 電力不足試算の中心となった日下部聡。」 下「」引用。

「原発再稼働派は「電力不足になる」と繰り返すが、試算したのは経産省出向組の官僚。しかも根拠は恣意的だ。野田内閣を操る官僚の正体が明らかになってきた。-略-」

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「ウチナーンチュと「避難ママ」たちとの出会い 一億総被曝ファシズムのジェノサイドから美ら島に逃れて」山口泉。 下「」引用。

「現状、日本の行政権下でほぼ唯一、直接の被曝を免れている「美ら島」にすら汚染瓦礫を送り込もうとするのは、もはやこの国に逃れる場所はないのだという民衆への恫喝にほかなるまい。こうした陰湿な恫喝に、いままた沖縄が捨て石にされる。
 そう、これはフクシマ以後の時代の“新しい沖縄戦”でもあるのだ。」

「全国に広がる支援の輪 休養・自主避難受け入れ主要団体リスト」 下「」引用。

「すぐに避難できなくとも、週末や連休、夏休み等を
利用した休養は比較的気軽にできます。
放射の根雨の心配が少ない場所で、子どもたちをのびのびと
過ごさせてあげるのは健康にとって大事なこと。
あなたの町でも、受け入れを考えてみませんか。」

似たような記事

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「放射性がれきを全国にばらまいてはならない!」田中康夫。下「」引用。

「汚染されていない地域で子どもたちを休養させようとしても、
放射性がれきがばらまかれていては意味がない。
そもそもがれきの広域処理は被災者支援になるのか。
阪神・淡路大震災でボランティア経験を持つ田中康夫・新党日本代表に聞く。-略-」

「廃棄物の域内処理を政府は指導してきた」 下「」引用。

「--焼却場のバグフィルターで放射性物質の除去ができるか不明です。考えたくありませんが、仮に広域処理で全国が放射能汚染されれば、たとえば「福島周辺だけがんの発生率が高まる」ことはなく、低線量被曝と健康被害の関係があいまいになってしまいます。
「持ち込まない・持ち込ませない」と域内処理を自治体に行政指導してきたのが環境省なのに何故、広域処理に拘るのかという疑問ですね。-略-
 新聞紙上でも報じられたように、仙谷由人氏も枝野幸男氏も、東電から献金を受け続けていました。李下に冠を正さず。社会や国民の為でなく、組織や面子の為に政治が動くのでは、「政権交代」を一緒に闘った者として、哀しいですね。」

「廃棄物処理施工会社アンケート 放射性物質除去可能との明確回答なし」

「がれき受け入れは反対は悪か?」 下「」引用。

「宮城・岩手両県の被災地のがれきを受け入れるかどうかが大きな問題になっている。世論は「オールジャパン」「絆」の名のもと受け入れ賛成が多数を占めている様にみえる。反対する人たちは助け合いの精神がないと批判されている。とくに三月一一日の震災一周年以降はマスコミも世論も受け入れるべきだとする意見が多くなった。
 私は震災からの復興のためにもがれき処理は早く行なうべきとは思うが、受け入れを表明した自治体の住民の中に反対意見があるのももっともだと思う。「黙れ」とどなった自治体の長もいるようだが不安に思う気持ちは充分に理解できる。
 不安に思う気持ちの第一の理由はやはり国や政府に対する不信である。原発事故に関して言えば政府の無責任さはひどい。数値を誤魔化したり、会議録を作成していなかったりと、「安全です」という大臣の言葉をそのまま信じる人はほとんどいないだろう。目の前で実験をして数値が低くてもそこに作為的なものを感じる人は少なくないだろう。
 第二に説明不足である。処理方法あるいは施設について地方にまかせっきりである。そのくせ愛知県のように新しく施設をつくろうとしたら大臣が「それは困る」と言い出す始末である。
 そして万が一、放射性物質の高い数値が検出された時にその責任とか対処方法とかはしっかりと決めているのかどうか。受け入れさせるだけであとは知らないで困る。受け入れ反対の意見の方が理に適っていると思う。」

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副読本も相変わらず……「原発事故の教訓は“減思力”を防ぐこと 「放射線と被ばく」副読本を作成・後藤忍さんに聞く」 下「」引用。

「--後藤さんを中心とした福島大学の研究グループが作成・公開した『放射線と被ばくの問題を考えるための副読本』が話題になっています。これまで「安全神話」を洗脳する道具として学校で使用されてきた副読本は昨年三月の原発事故で回収され、文部科学省は同年一○月に新たに小・中・高校生向け副読本を作成しました。当然、新副読本は事故や事実をきちんと受け止めていなければおかしいですよね。
 その通りです。しかし、新副読本は今回の事故や事実を十分反映したものとはなっていません。問題点は大きく三つ。第一に事故についての記述はほとんどないこと、第二に放射線が身近であることの説明に紙幅の多くが割かれていること、第三に被曝による健康影響はわざわざ過小に見せていることです。-略-
 --最後に、こうした国の欺瞞的な教育による最大の被害者は、未来に生きる子どもたちです。教育者・研究者として呼びかけたいことは?
 今回の原発事故で教訓とすべき点の一つは、公正は判断力を低下させるような、いわば“減思力(げんしりょく)”を防ぎわ、判断力・批判力を育むこと。その一助になるものとして、この副読本が多くの方々に活用されることを願っています。文部省の新副読本を見ることがあれば、ぜひ私たちの副読本と見比べてみてください。どちらが事故の教訓を踏まえているか、公平性に配慮しているか、お分かりいただけるのではないかと思います。」

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「「就職率100%の小高工業を信じよう」と原発震災が続く中 生徒はサテライトに戻ってきた。18歳の決断 福島県立小高工業高校の1年を追う 「東電なら小高工業」」

「水俣と福島を結ぶ「黒い線」 繰り返される政府と御用学者たちの犯罪」アイリーン・美緒子・スミス。 下「」引用。

「世界最大の公害事件の現場となった水俣での企業犯罪隠蔽の手口が、福島第一原発事故後に再び繰り返されようとしている。福島の子どもたちと県民を守るため、水俣の経験から学んで同じ手口を許してはならない。-略-」

「福島の空を見あげて3 やらねばならないこと」佐藤幸子。 下「」引用。

「今後、何年続けなければならないことかわからないけれど、
放射能から命を守る活動に身を置く--。
それが佐藤さんが今、考えていること。-略-」

「大宅壮一氏は南京の虐殺を認めていた 石原慎太郎東京都知事に訂正・謝罪を求める5」












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