磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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週刊朝日 2011-8-12

2011年09月30日 | 読書日記など
『週刊朝日 2011-8-12』
   河畠大四・編/朝日新聞出版2011年



スマートグリットと日本。下「」引用。

「スマートグリットは、IT技術で送電網を効率的に管理し、最適な電力供給体制を構築するもの。日本の電力ネットワークは、発電所から変電所まではコンピューター制御されているが、その先の家庭までは電気を流すか、止めるしかできない。自然エネルギーは、天気の影響で出力が不安定になるため、供給コントロールが必要不可欠だ。
「スマートグリッドは、発電所や送電設備、蓄電池などすそ野が広いのが特徴。神奈川など4地域で実用化に向けて試験されています。2020年までの経済波及効果は約35兆円との試算もあります」(証券情報部長)
 スマートグリッド普及の初期段階で導入されそうなのが、スマートメーター。通信機能を備えた電力メーターで、離れた場所から電力利用量の検針や電化製品の電力消費の情報を受け取れる。EU(欧州連合)では20年までに全体の80%を置き換える計画だ。」

「中国と日本の事故共通の隠蔽体質」 下「」引用。

「日本のテレビと新聞は、「新幹線の脱線なら、日本のほうが先だ」ということをすっかり忘れているらしいので、記録しておく必要がありそうだ。ほんの7年前の2004年10月23日、内陸直下型の新潟県中越地震が起こり、強い揺れのため、上越新幹線が脱線した。-略-」

米国原発。下「」引用。

「今年4月27日、アメリカの南部諸州が竜巻に襲われて300人以上が死亡した災害の時、アラバマ州のブラウンズフェリー原発の原子炉3基が外部電源を失って自動停止する危機に陥り、かろうじて大事故を免れた。さらに6月、アメリカ中西部のネブラスカ州にあるフォートカルフーン原発の周辺では、ミズーリ川が雪どけと大雨の影響で水かさが増し、臨時の堤防が崩れ、タービン建屋が水につかる危機に襲われた。一次は電源喪失状態となって、核燃料プールの冷却ができなくなり、非常用ディーゼル発電機を作動させて、かろうじて大事故を免れた。6月26日にはす、ニューメキシコ州のロス・アラモス国立研究所の近郊で山火事が発生し、研究所の敷地にまで延焼した。一時消火したが再び延焼して鎮火に手間取り、野外で保管していたプルトニウムを含む放射性廃棄物のドラム缶3万本があわやという恐怖の事件が起こった……。」

その他でも……。下「」引用。

「原子力発電は、日本のように地震によって大事故を起こすおそれが高いが、そのほかにも、落雷や竜巻、洪水、山火事などの自然災害によっても大事故を起こす可能性が高い。すべての危険物を、全世界からなくすことが、人類に求められている。」

「セシウム牛肉問題の「責任者」を名指しすべきではないか?」 下「」引用。

「しかし、「国の責任」と言っても、農水省の役人が自腹を切るわけではない。結局、国民が税金で損害を負担することになるのだ。
 なぜ、匿名の役人の責任を国民が負わなくてはいけないのか? それでも、金で解決できる問題ならいい。汚染牛肉を食べた人に、将来何らかの健康被害が発生した時に、誰が責任を負うのか?」

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「棄民の国に守る価値はあるのか」辺見庸。下「」引用。

「-略-いわゆる「ご都合主義(オポチュニズム)」だ。
 辺見氏は、メディアに限らず日本全体が「オポチュニストの集団」だという。「いまは軍国主義者が一夜にして民主主義者になった終戦のときと似ている。戦前、戦中、戦後、現代と、変わらず日本の思想の根っこを貫く恥ずべきものがオポチュニズムだと思う」
「オポチュニスト」を「裏切り者」といも言い換えた。
「日本というのは転向者の楽園なんだよ。極端にいえば、裏切り者の国。60年代、旗を振って、機動隊とドンパチやってた連中も、みんなご多分に漏れず裏切っていった。菅政権のいわく言いがたい不潔さ、いかがわしさは、内部にそうした転向権力者をかかえて権力維持のみに汲々としていることだ。メディアに行った連中も、恵まれた労働条件で働いて権力と仲良くやって。そして、人の理想とか夢とか、若い人たちの希望とか、そういうものに対する合法的な裏切りを上手に重ねてきた。あげく、この国は民を棄てた。新聞の片隅に熱中症で死んだじいさんの話が載っている。なぜ気温が高くて死ななくっちゃいけないんだよと思う。室温を28度以下にできない人間を棄民する国なんだよ」」

被災地で決断する女たちのホンネ「原発離婚」「放射能別居」「避難所婚」」 下「」引用。

「「女性は男性に比べて決断力がない」というが、本当にそうだろうか。今、被災地には「決断する女」が大勢いる。放射能の汚染に無頓着な夫と見切りをつけた妻、避難所で結婚を決意した女性……。東日本大震災は、生き残った人の人生を変えた。「もう迷ってはいられない」と、前を向く女性たちのホンネに迫った--。」









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