磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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韓国のヒロシマ  韓国に生きる被爆者は、いま-------

2008年01月27日 | 読書日記など
『韓国のヒロシマ
  韓国に生きる被爆者は、いま--』
    鈴木賢士(写真・文)/高文研2000年

この本には写真がふんだんにあります。平和をもとめるというよりも、原爆の被害を追究された本のように私には思えます。しかし、やはり栗原貞子さんが言われたように、このようなことを無視して平和はつれないと思います。



日本人として良い待遇を受けているわけでもないし、責任ある地位もないのに、こういうことは受けないといけなくなると非常に腹が立ちます。そして、良い待遇を受け、責任ある地位にある小泉純一郎のような人物たちが、都合の悪いところは見つめない。そして、鈍感力があると軽率なことをいっているのを聞くと、どうしようもない国に生まれてしまったと、つくづく情けなくなる……。

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韓国のヒロシマ。
--もっと世界中の人に知ってもらいたいものですね。下「」引用。

「一九四五年八月六日、第二次世界大戦の終結直前、アメリカが広島に投下した原子爆弾により被爆した四○数万人の中には、約七万人の韓国・朝鮮人が含まれていました。そして、その約七万人の被爆者の出身地は、その多くが韓国南部の陜川(ハプチョン)に集中していたのです。そこから、この地は「韓国のヒロシマ」と呼ばれるようになりました。」

陜川(ハプチョン)郡に、世界遺産の「八萬大蔵経」を収蔵する海印寺(ヘインサ)があり、日本人の観光客も行くという。

小泉純一郎もこの言葉を使ったことがあるのでは「唯一の被爆国」。下「」引用。

「これまでわが国では、核兵器の悲惨さを内外に訴えるとき、「日本が世界で唯一の被爆国」という立場を前面に押し出してきました。それはそれなりに説得力を持ちましたが、日本人だけが被爆したのではなかったことから考えると、必ずしも適切な表現とはいえないかもしれません。」

日本の神道には子どもも親しめるお話があります。
--「いなばの白うさぎ」です。
やさしい心の日本……。
--八百万の神が仲良くする日本……。
伝統ある神道と大きく違う、小泉の国家神道……。

こういう文章もよく読みます。下「」引用。

「「日本人と聞くとぶんなぐってやりたい。でも、お客さんだから、そんなこともできない」--安支部長が、李さんの言葉をこう通訳してくれました。日本で受けた被爆がもとで動けなくなったいらだちを、たまたま日本人が来たというので、ストレートにぶつけたくなったのでしょう。」


平和をすすめる人たちは、かっこうよくないんですよ。
けっこう辛いことが、ジョン&ヨーコもありますよね。
--よく知らない人たちは、きれいごとっていうけれど……。

きれいごとは小泉純一郎のような人のほうで、鈍角力で押し通す……。
そして政治家なのに、こういう人たちと会うこともしない……。

戦中も平和主義だった栗原貞子に戦争責任はないとボクは思う。
あるとして、それほど背負う必要はないとボクは思う。
しかし、栗原貞子はこのような怒りの外国人とも語り合った。
--栗原貞子のような人はきれいごとではなく、綺麗なんです!















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