磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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岩波ジュニア新書150 ぼくたちの軍隊-武装した日本を考える-

2009年08月16日 | 読書日記など
『岩波ジュニア新書150
  ぼくたちの軍隊-武装した日本を考える-』
    前田哲男・著/岩波書店1988年

この本はまだ冷戦時代のことが書かれてあります。
時代背景からいって当然ですね。



対潜哨戒……。下「」引用。

「戦略原潜が隠れようとするなら、相手はそれを見つけようとする。P3Cなどの対潜哨戒機は、見かけは普通の飛行機のようだが、中身は強力なレーダーなどのハイテクでぎっしりで、値段もものすごく高い。」

米原潜当て逃げ事件。下「」引用。

「--ジョージ・ワシントンの艦橋部分の前端が当たり、日昇丸の機関室のほぼ左舷湾曲部(さげんわんきょくぶ)を破った。同潜水艦は日昇丸に二回衝突し、七~八秒間その船体をこすり、削った。」

区分。下「」引用。

「戦略核兵器--全面核戦争→地球規模
戦域核兵器--限定核戦争→「中東」、「極東」規模
戦術核兵器--局地核戦争→「どこでも規模」」

1度はじまれば、全面核戦争になるだろうと予測する人たちがいる……。

「勇ましい奴は信じるな」 下「」引用。

「C3I基地が核攻撃されたら、まわりにいる人々はみんな死ぬ。そのことを国民に教えない日本の政治家を、君はひどいと思わないか。もちろん、国土を守るためにはそういう危険をしょいこむことも必要だ、という考え方もあるが、それなら堂々とそう言ったらいい。情報を与えないのはいけない。
 また、よく自民党の政治家などが「国家百年の大計を考え」原発を推進しろと言い、一方でソ連の脅威にそなえろと言ったりする。しかし、日本のような狭くて人口の密集した国に原子力発電所をたくさん造ったら、もう戦争なんてできないのだ。原子炉にミサイルが撃ちこまれたらどんな大惨事が起きるか、ちょっと考えてもわかる。
 「国を守れ」と勇ましく言っている人が多いような気がする。自分なりの正義はあっても、人が死ぬことへの想像力が、欠けているのではないか。「甘ったれたことを言うな、ソ連が攻めてきたらどうする」と彼らは言うかも知れないが、じゃあどうするか、それは君たちが考えてほしい。」

「自衛艦旗」 下「」引用。

「'45年の敗戦まで使われていた、旧大日本帝国海軍旗(旭日旗)と基本的に同一である。「旗ぐらい」と思うかも知れないが、それで戦争中の苦しみを思い出されるアジアの人々は多いだろう。」

三菱重工……。下「」引用。

「三菱重工は、受注に向けて五四○億円の設備投資(生産を可能にするための費用)を名古屋航空機製作所に投入、最強の設計チームも組んで、FSX開発にさいして日本側中核企業の座をかち得た。」






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