磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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女性史を拓く-国立市公民館女性問題講座「歴史」-3 女と〈戦後50年〉

2010年08月30日 | 読書日記など
『女性史を拓く-国立市公民館女性問題講座「歴史」-3 女と〈戦後50年〉』
   鈴木裕子・著/未来社1995年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「〈戦後50年〉の捉え方が問われる昨今。女性問題の視点から、とくに「従軍慰安婦」問題を通して助けて見えてきたことから〈戦後50年〉を見つめ、戦争責任・戦後責任について考える。」



「正妻」がいて、「正夫」はいない……。
しかし、江戸時代だって、長屋ぐらしの庶民にそんなもん関係なかっただろうなあー。

「開拓百年」を抗議する、アイヌの人々。下「」引用。

「アイヌの人々にとっては、「開拓」こそが自分たちの生活手段や文化を抹殺していくものだったわけですから。」

福沢諭吉、台湾領有で喜ぶ。下「」引用。

「あのリアリスト福沢諭吉も、このように台湾が領有して領土が広がっていったということにの限りない喜びを感じているわけです。それが新聞を通じて宣伝されていったわけですから日本の国民も「勝った、勝った」と国が広くなったと喜んだのは容易に想像できると思います。」

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安藤明・右翼と木下道雄・侍従次長。下「」引用。

「安藤は、早くも一九四五年一○月に東京・築地に「大安クラブ」というのをつくって、GHQ関係者を招いて、大がかりなもてなしを繰り広げていたというのです。そのとき、安藤は、女中頭の女性に「金はいくら使ってもよいから、背の高いぺっぴんを揃えめ」と支持したというのです。(『昭和天皇の終戦史』)。もし、これが事実とするならここにも「慰安婦」の発想がみられますね。-略-いわゆる占領軍「慰安婦」がつくられた土壌がここにもあります。
 なお、安藤は、木下侍従次長から「天皇制護持につかわれた資金は、いずれ皇室財産の一部を処分してお支払いする」という話をうけていたといいます(『昭和天皇の終戦史』)」

「男メカケ」ということが書かれてあったが、ホストが商売となり、女性がパワハラ、アカハラをする時代にはいるかもしれないですね……。

昭和天皇と沖縄……。下「」引用。

「一九四七年九月、宮内府御用掛の寺崎英成は、「米国が沖縄その他の琉球諸島の軍事占領を継続するよう天皇が希望している」と伝達した(九月二○日シーボルト覚書)。」

アメリカの軍事支配が続く日本……。下「」引用。

「占領中、アメリカ軍が日本を軍事支配していたその状態を、そのまま続けていったわけです。-略-」

「ジラード事件」
「由美子ちゃん事件」

「公娼制度--国家による性暴力装置」下「」引用。

「改めていうまでもないかも知れませんが、「公娼制度」について、わたくしは、国家による性暴力装置と規定したいと思います。性的自由、性的人権を蹂躙、侵害するシステム、言い換えれば、女性を奴隷化する性奴隷制度です。-略-」

『肉体の門』田村泰次郎・作。下「」引用。

「有名なところでは『肉体の門』という本を書いた田村泰次郎という作家がいます。彼も兵隊に行きまして、おそらく「慰安婦」の方々を戦場で見聞きしただろうと思います。そういう田村康次郎のような人が戦後その文学作品の中で描いた、「慰安婦」像ですね。-略-」








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