磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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ヒロシマ発チェルノブイリ 僕のチェルノブイリ旅行

2008年03月31日 | 読書日記など
『ヒロシマ発チェルノブイリ 僕のチェルノブイリ旅行』
   木原省治・著/七つ森書館1997年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「…被爆2世である木原省治が事故10年目にしてようやくチェルノブイリを訪れた。一見したところ気軽な旅行記だが最後にはやっぱそうはいかない。
…「出発したときより荷が重くなった」“省ちゃん”の心に突き刺さるのは「ヒロシマの今をどう生きるか」という問いだ。日本の今をどう生きるべきかを考えるすべての人に、本書を薦めたい。
     原子力資料情報室代表 高木仁三郎



女性ネットワークによるものだったという。下「」引用。

「女性ネットワークは、一九九○年一○月に一○○名を超す女性たちの呼びかけで設立された草の根のNGOで、全国の方々にカンパに支えられ、チェルノブイリ汚染地の病院や研究所を訪れ、医療機器・医薬品の援助を行なっている。また、被災者の救援活動と同時に世代を越える被害を女性の視点で調査し、毒物汚染を生み出すような技術文明そのものへの問いかけも発し、そのために環境シンポジウムなども開き問題提起を続けている。今回が五回目の調査団になると聞かされていた。」

被爆二世ということで招かれたが、そのことに困惑する著者。下「」引用。

「これからチェルノブイリの被害者にでるであろう症状を予言者のように語って何になるのだろうか?
 写真展では、主催者から、
「両親の被爆体験や自分の経験を話して」
 と軽い感じでお願いされたが、僕が被爆二世だということだけで、こんな話をする資格があるのだろうか、その頼まれかたにも抵抗感を持った。」

どこの人でも、闇教育の人たち以外はこういうと思う。下「」引用。

「中年の女性が、原爆で焼け焦げた子どもの写真を指差して、
「このような幼い子どもまでも犠牲にする兵器は、どんな理由にせよ許せないと思うわ」
 と答え、みんなもウンウンとうなずいていた。」

もちろん、我が国もエリートは闇教育を受けている人がほとんどである……。
--もちろん、大衆にもそのような人がいる……。

笹川良一の名前が出てきました。下「」引用。

「この二週間の旅行で一番多く聞いた、日本で一番頼りになる団体は「ササガワさん」。
「この団体はね、日本のモーターボートというギャンブルで稼いだお金で……。もう笹川さんは死んだけど、戦後の黒幕といわれた人で……」
 と言おうと思ったが、
「だから何がいけないの。あなたは何をしてくれたの……」
 と答が返ってきそうで、何も言えなかった。」

今では、その後をカトリック信徒の曽野綾子・作家がされています。
--カトリックって、バクチよかったんでしょうか……。
--まあ、カトリック信徒でもないボクが心配してもしょうがないですね……。


--チェルノブイリ原発をやめて、キエフで働きたいが、チェルノブイリを辞めた人は、なかなかキエフでは雇ってくれないという。

重松逸造のことが書かれてありました。
彼の論文は『Journal of American Medical Association 』に掲載されたという。

チェルノブイリから広島へ










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