磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

鱧男の小説などをUP。環境問題に戦争・原発を!環境問題解決に民主主義は不可欠!

「日本原爆論大系」第5巻 核兵器禁止への道II

2007年12月06日 | 読書日記など
『「日本原爆論大系」第5巻 核兵器禁止への道II』
    坂本義和・庄野直美(監修者)/岩垂弘(編)/日本図書センター1999年

支配したい人たち、その下で働き大金を得る文化人たち。
--だけど、民主主義は支配者のものではないとボクは思う。
--日本国の主権はあくまでも国民である……。
それが平和をつくっていく基本中の基本だろう……。
その国民は支配者に、マインド・コントロールされている者たちではないことは言うまでもない。




『月刊国連』という雑誌があるようだ。

--全日本仏教青年会というのもあるようだ。
青年がなしていたのなら、今ごろはこれも発展しているのだろうか?

キリスト教の「反核・平和へのアピール」五・三○反核・平和を願うキリスト者合同祈祷会 参加者一同」

草の根右翼などというのがあるらしい……。下「」引用。

「この「国民連合」やその他の「草の根右翼組織」は、街頭での右翼の宣伝カーによる活動とは異なり、小学校のPTAや幼稚園の父母の会などの会合への講師派遣などを進めている。
 反核に結集した勢力は、今後、地域に根を下して、この種「草の根右翼運動」との対決に向かうことが必要であろう」

司馬遼太郎さんも反核の署名に加わっておられた。下「」引用。

「特定の政治勢力に加担もしくは利用されないようにとのコメントをしている者(司馬遼太郎、利根川裕)」


--江藤淳が反核批判への反論をしている。
しかし、江藤の意見ではとうてい平和はつくられないだろうとボクは思う……。

--「原爆ファシスト」と「反核ファシスト」論争。
--そもそも、もうすでに日本も「原子立国」であり、その統治下にあるといっていい。
反対側の組織の人たちも、平和勢力の核兵器は、武器じゃないという恐ろしいものであるとボクも思う。どっちも民主主義に反するものであるとボクは思う……。

吉本隆明「ちゃちな政治性で文学の世界が牛耳られると思っている根性がしゃくにさわる」
--シモーヌ・ヴェーユ好きの吉本らしい言葉だろう。
ボクもヴェーユを尊敬している……。
しかし、ちゃちではない吉本の平和はどんなものかボクには理解できない。

阿川の意見。下「」引用。

「ベトナム反戦運動、文化大革命礼さんびに活発な言論を展開した人々の大多数が現在沈黙を守っている状況を考え合わせると、これが結局何に奉仕する(した)ものか、十年後にはハッキリするだろう(阿川弘之)」

何がハッキリしたのだろうか?
阿川さんが例の会に入って、娘さんとともに活動していることか?

ボクは右翼でも左翼でもないが、司馬さんだったかが、「左翼と右翼は合わせ鏡」と語られていたのが本当だと思う。立場が対極にあるだけで、似た者同志ですね……。

安斎育郎(日本科学者会議原子力問題研究委員会委員長)(東大・放射線医学)「“核と人類は共存しえない”」

『第7章 核の傘・非核三原則をめぐって』、論理的に詳しく書かれてありました。
これは役立つ文献だと思う。










目 次






エンタメ@BlogRanking




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。