磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原爆児童文学30 体験記集 14歳の生涯

2006年05月09日 | 読書日記など
『原爆児童文学30 体験記集 14歳の生涯』
    中本昭、他(作)/浜田桂子・絵/汐文社1986年

これで、このシリーズは一応、お終いのようです。
いろいろなことが書かれてありましたね。



「14歳の生涯」中本昭
「アヤへ(おばあちゃんのヒロシマ慚愧(ざんき))」真実井房子
「庄原(しょうばら)そして広島」東木の實
「百合子の十二歳」黒岩百合子
の四作品が収録されています。


「栗のおかゆ」かあー、美味しそうと思いましたが、
「粟(あわ)」の読み間違いでした。

この作品の文末には、下「」引用。

「話者 中本(なかもと)トヨノ 昭和五十二年五月二日没(享年八十四歳)
記録(きろく) 昭和五十年八月十五日 中本昭(あきら)(孫(まご))」

と書かれてありました。

三歳の孫に原爆を伝える話。
三歳で理解できるのかなあ? と思う。

大江健三郎は広島を伝えるのには、
年齢があると話されていました。
早いような気もしましたが……。

「おこりじぞう」などを考えると、
大江健三郎がこだわっていたことよりも、
この方でいいと思います。

三歳は三歳なりに考えると思います。
愛情を基本にして伝えることはよいことと思います。

黒い雨の後に虹が出ていたことが書かれてありました。

花器を製造販売されているおじいさんの話がでています。
時間がゆったりしていて、素晴らしいと思います。

日本のお金持ちは貧乏暇なしをこえていますね。
それで人間性が保てるのか疑問です。

やはりスローライフを提唱されていることが、
素晴らしいことと思います。

なかなか実行できませんが……。



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