磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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東京に原発を!

2006年09月23日 | 読書日記など
『東京に原発を!』
      広瀬隆・著/集英社文庫1986年、1988年

かなり売れた本ですね。
野坂昭如が解説を書いておられます。



野坂昭如の解説。

「そんなに安全で便利というのなら東京に作ればいいじゃないか。新宿西口に建ててみたらどうだ! 過疎の浜の人は死んでも仕方がないというのか。チェルノブイリ事故で一層はっきりした原発の危険を最新データを駆使して鋭く衝撃のテキスト。人類の安全と代替エネルギーの根本問題を、豊富なイラスト、写真を元に鋭く抉るノンフィクションの話題作」

もくじ

オーストリアの小児科医ヘレン・コルディコット女史は、次のように物語を語り聞かせる。以下「」引用。

「十二歳の子供が、やや青ざめた顔で病院にやってくると、ちょっと転んだだけなのに大きなアザができたのをいぶかりながら、それを医者に見せます。入院後に検査のデータが揃ってくると、その少年は間違いなく白血病だという診断を下された。少年は隔離室へ入れられ、親は絶望の気持ちを抱きながら、白衣とマスクをつけて病院を見舞い、明るく振り舞おうとします。少年に薬が与えられる。しかしその薬を飲むたびに、少年はひどく気持悪くなり、食欲も失って、二週間も過ぎたころ突然鼻と口をひどく出血がはじまり、もう何も喋らない冷たい体に変わっているのです。両親は一部始終を見守っています。小児科医として、白血病や癌で死んでゆく子供たびたび眼にしてきました。」


ドイツよりも先に原発を否定したのは、たしかオーストリアだったと思います。

原発推進には旧軍部のかげがあるという。
もちろん、他の本でもそう書かれてありました。
それは、日本も同じだと、他の本にも書かれてあります。

危険な仕事は下請けにさせているという。

サミット開始で、大惨事が事故と扱われたという。
そしてサミットのメンバーについて説明されていた。
どの方も原発関連の方だった。

ドクター・ハマーという人間も登場する。

電略会社の事業報酬は8%であるという。
金食い虫の原発で彼らの事業報酬はあがるという。

送電線や変電所にかかる費用も莫大な費用であり、
ロスする電気はかなりのものであるという。

日本列島でチェルノブイリ事故が起きたら、
逃げる場所はないという。
もちろん、安全な食料もなくなるという。
メキシコの怪事件について書いてあります。

核廃棄物や高速増殖炉、ガラス個化などについても
書かれてあります。







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