磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原子力マフィア-原発利権に群がる人びと-

2012年01月24日 | 読書日記など
『原子力マフィア-原発利権に群がる人びと-』
   土井淑平・著/編集工房朔2011年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「フクシマを返せ!
福島第一原発事故の収束なき放射能汚染の現実! スリーマイル、チェルノブイリの原発事故を上廻る現実を突きつけられていも今なお原発を推進しようしているのは誰か?」



著者は、吉本隆明をA級戦犯の戦後思想家としている。

前原誠司は米国のエージェント(代理人)だという。

軍事お宅の石破茂……。

小林よしのりは石破を笑う。だが、原爆一発もったところで……と、理解できない小林。

河野太郎の父・洋平は原子力委員会委員長を歴任したという。祖父は正力松太郎の上司で原発推進。そして祖父はアメリカのスパイといわれる児玉誉士夫のおかげで有力者となった。太郎は詳しいはずなのだが、アメリカ中心のIAEAの批判はしていないのでは?

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--全面広告のランキング・新聞(2010月3月~2011年3月まで)
1 読売新聞15(原発11)
2 産経新聞11(原発8)
3 朝日新聞10(原発1)
4 日本経済新聞10(原発3)
5 毎日新聞6(原発3)

--全面広告のランキング・週刊誌(2010月3月~2011年3月まで
1 ソトコト75(原発0)
2 WiLL50(原発14)
3 潮31(原発24)
4 週刊新潮29(原発12)
5 婦人公論28(原発20)

『週刊新潮』……。下「」引用。

「一四位の『週刊現代』は福島第一原発事故の真相や背景を精力的に追及してきたが、四位の『週刊新潮』は福島第一原発事故以来、東電の批判は控える一方、反原発のジャーナリストを批判したり原発から目をそらせる記事を出してきた。」

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梅原猛。下「」引用。

「日本の原子力開発のゴットファーザーたる中曽根康弘が一九七○年二月の『原子力文化」創刊第2号に早々と顔を出したのは当然として、その中曽根康弘の肝入りで設立された国債日本文化研究センターの初代所長の梅原猛が一九八六年八月号の創刊200号記念の特集で、さらにはまた、戦後思想家の吉本隆明が一九九四年一○月号の「原子力の日」記念の特集で、それぞれ「原子力マフィア」の“まれびと”のごとき“賓客”として登場したのは驚きであった。」

変わり身の早い、梅原猛。下「」引用。

「しかし、梅原猛はその後、いかなる経緯で転身したかつまびらかにしていないが、時を隔てて浜岡原発の停止を求める「原発震災を防ぐ全国署名」に参画したり、「私自身、原発を10年で半減し、20年でやめるべきだ」と言い続けてきた」(『朝日新聞』二○○五年一月一九日夕刊)というのだから、変わり身の早さといえばそれまでとはいえ、人間変われば変わるものだと感を禁じ得ない。今回の福島第一原発事故のあと梅原猛は、「『文明災』を乗り越え新たな文明創出のとき」(『潮』二○一一年七月号)で「原発を廃止すべきだということも十五年くらい前から書いてきた」といっているが、そうであれば「自然の破壊を防いで、しかもいまの文明を続けようとしたら、やはり原子力に頼るしかない」という『原子力文化』の聞くも恥ずかしい発言を撤回し、きちんとした自分の言説に責任を取ってからにすべきではないか。」

梅原猛をつぐ、河合隼雄や山折哲雄から猪木武徳まで、『原子力文化』に……。

山折哲雄『原子力文化」に「パクス・ヤポニカ」を連載。
 
吉本隆明は転向せず原発推進。

吉本隆明、原発太鼓持ち。

吉本真理教。

よいしょ本『永遠の吉本隆明』橋爪大三郎。下「」引用。

「東工大の社会学の教授の余技とはいえ、まさか東工大出身の吉本隆明を“永遠のミイラ”として保存するつもりではあるまい。」

「文学者の戦争責任」を追及した吉本隆明は、今や「文学者の原発責任」ないしは「思想家の原発責任」のA級戦犯。

「その他「原子力マフィア」の賓客」 下「」引用。

「アトランダムに並べると、伏見康治・黒川紀章・丹下健三・宮本常一・川喜田二郎・佐々木高明・山口昌男・永井道雄・南博・森毅・弘中平祐・竹内均・宮脇昭・西丸震哉・根本順吉・中村桂子・斎藤茂太・大林宣彦・佐々淳行・手塚プロダクション・松本零士・藤子不二雄・秋竜山・真鍋博・戸塚文子・十返千鶴子・大宅映子・富山和子・田中優子・星新一・宮尾登美子・夢枕獏・竹村健一・山内昌之・川勝平太・藤原正彦・茂木健一郎・養老孟司などである。」

SF作家と舛添要一。下「」引用。

「-略-『原子力文化」に「舛添要一の新世紀論」を連載している舛添要一などは、いわば確信犯の代表的色客である。SF作家の豊田有恒・小松左京・石川英輔もまた確信犯で、とりわけ豊田有恒はいわば『原子力文化』育ちといってよく、初期から今日まで出ずっぱりで活躍し、『原子力文化』に連載した「豊田有恒の原子力施設ツーリング」を『原発の挑戦』(祥伝社、一九八○年)という単行本にして原発の宣伝にこれ努め、現在は日本原子力文化振興財団の理事をつとめている。日本ファンタジーノーベル大賞優秀作の鈴木光司も、『原子力文化』に「科学はためになる」の連載を持つ。竹村健一も『私も原子力が怖かった』(サイマル出版会、一九八一年)で搦め手から原発を持ち上げた確信犯である。」

「新しい歴史教科書をつくる会」の西尾と西部。下「」引用。

「「新しい歴史教科書をつくる会」の西尾幹二と西部邁も『原子力文化』の常連の食客で、ひんぱんに原子力に翼賛する対談を繰り返してきたが、その西尾幹二が福島第一原発事故のあと「脱原発こそ国家永続の道」(『WiLL』二○一一年七月号)と豹変したのには驚いた。」

日立製作所の原子力開発部で設計をしていた大前研一。

外交官出身。下「」引用。

「外交官出身では岡崎久彦や岡本行夫も顔を出しているが、最近の外交官出身のニュースターは常連とはいえないまでも異色の佐藤優で、小沢遼子との対談で「日本の原子力政策は、周辺国を非常に安心させる材料となっている」(『原子力文化』二○○八年三月号)と日本の原子力産業を「安心させる」発言をしている。」

芸能人は事務所……。下「」引用。

「芸能人の場合は所属する事務所を経由するケースが多いであろうから、必ずしも本人の意思で広告の趣旨に賛同したから出演したわけではないと思われるが、いまざっと見てきた金魚のウンコのようなリストの一端からうかがえるのは、原子力のPRの大きな投網がいかに遠くまで広く投げられているかということである。これこそが原発翼賛体制の広大な裾野を形成しているのだ。」

『篤姫』の脚本家「原子炉の真上で愛をさけぶ」 下「」引用。

「そのNHKの大河ドラマ『篤姫』脚本家の田淵久美子は、電力会社の雑誌広告の掲載ランキング第五位の『婦人公論』の電気事業連合会の広告ページでこう言っている。「私は第四の壁である原子炉格納容器の真上に立ってみたんです。振動や熱さなどは感じなかったけれど、足下では、まさにウラン核分裂が起きているというものすごいパワースポット! 思わず「原子炉の真上で愛をさけぶ」という心境になりました」(『婦人公論』二○○九月八月二二日号の「ドラマで伝えたい、エネルギーの真実」)と。」

自民党への献金。下「」引用。

「個人献金よりも額が大きいのが、電力九社の関連会社から自民党の「国民政治協会」への政治献金で、その合計は二○○九年のデータで三一の関連会社から年間八○○○万円を超える。一方、民主党の政治資金団体への個人献金はなかったようだが、電力総連の政治団体が民主党の参院議員の小林正夫や藤原正司に多額の寄付をしていることは、さきに見た通りである。
 もっと巨額の献金は二○○九年のデータで、日本原子力産業協会の会員企業から自民党の「国民政治協力会」への総額七億八一五万円四○○○円の献金である。-略-」

頬かむりの政治家。下「」引用。

「自民党も民主党もマスコミも小沢一郎の“政治とカネ”叩きにやっきとなったが、自分たち自身のはるかに重大な“原発とカネ”には頬かむりしてきた。カネばかりでなく、選挙の支援もああれば、接待による攻勢もある。-略-」

枝野幸男(現・経産相)の接待……。「もんじゅ」を延命させた枝野……。下「」引用。

「数年前、柏崎刈羽原発の視察にこと寄せて、江田五月や枝野幸男(現・経産相)らが東電からコンパニオン付きの接待を受けたことも、減税日本の河村たかしの証言で明らかになっている(『週刊文春』二○一一年四月一四日の「東京電力「原発解体」の緊急情報」)。ちなみに、「事業仕分け」だ無駄の典型の高速増殖炉「もんじゅ」を延命させたのは、鳩山政権の行政刷新担当相だった枝野幸男である。」

組合費を労働貴族に食い物にされている一般組合員。

『アンアン』に登場した吉本隆明。
「吉本は「科学者、技術者としての良心と専門的力量にかけて、反原発を主張している奴などひとりもいない」」と事実ではないことを述べているらしい……。

吉本、チェルノブイリ後発言はデッドコピー。下「」引用。

「「すくなくとも現存する科学技術と実際化したどの装置や動力構築物(たとえば航空機。列車、乗用車、レース・カー」よりも原発は安全だ」

「反核」異論 

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「御用学者vs.市民科学者」

「反骨の学者にして老練な運動家--久米三四郎」

「市民科学の衣鉢を受け継ぐ反原発の学者--小出裕章」

「市民科学の衣鉢を受け継ぐ反原発の学者--今中哲二」 下「」引用。

「今中哲二はブックレットの冒頭で、「チェルノブイリ事故が明らかにしたことは、原発で大事故が起きると、周囲の地域社会が丸ごと消滅してしまうということでした。生活基盤の喪失は、失業や精神的ストレスなど被災者に二重三重の苦難をもたらしています」、と書いている。この事態がいま福島第一原発事故で日本の現実ともなったことは、原発の重大事故が決して人ごとでないことをわたしたちに突き付けるものであった。」

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