磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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歴史探偵の愉しみ

2007年05月13日 | 読書日記など
『歴史探偵の愉しみ』
    半藤一利・著/PHP研究所1996年

歴史探偵……、歴史のなかに犯人が……。いや、それとも、疑獄が……。何、何があるんだ!
と、おおげさに思って手にした本です……。(-_-;)



陸軍の最後について書かれています。下「」引用。

「二日後の十一月三十日、内地復員のひとまず終え陸海軍省が廃止された。この日、下村は宮中に参内し、復員の順調に進んでいることを報告、あらためて敗戦の詫びを天皇に述べた。八月十五日いらい背広姿であった天皇は、この日、久しぶりに大元帥服を着ていた。
「ほんとうにご苦労であった」
 と天皇は答え、最後の儀式を終えた。ただちに天皇は軍服を背広にかえた。
 日本陸軍はこうして永遠に姿を消した。」


しかし、またできそうな雰囲気になってきていますね……。(-_-;)

永井荷風と反戦について書かれてあります。なかなかのすごい方です。下「」引用。

「『断腸亭日記』の一行一行には、不動の矜持が感じられてもう敬服するほかない。一億軍国主義者のときに、これほど冷静で正気な文章を残すことのできたひとがいたことに、日本人も捨てたものじゃないと、わたくしは救われる思いがした。」


ペンクラブというのも、こんなだったのか? 下「」引用。

「次第に強まる言論の国家統制の動きに息苦しさをおぼえ、「官」のご要望に応えて、ひとつの言論団体をつくっている。ペン・クラブで、メンバーにはお歴々が顔をそろえている。
 会長・島崎藤村、副会長が堀口大學」


小説家などにきた“白がみ”についても書かれてありました。

英首相チャーチルは昭和16年4月12日付の書簡を松岡に送り、ドイツと同盟をむすぶことの無茶さを教えてくれたという。

原爆が落された日』という本を半藤一利は書かれています。その本について書かれています。

チャーチルは原爆について責任回避したという。

一貫して原爆の投下目標は日本だったという。
「具体的な目標選定の公式協議がはじめてひらかれた昭和十八年五月五日には、もう視線が日本のほうに向けられていた、という。すなわち、軍事政策委員会は、
「トラック諸島に集結中の日本艦隊がもっともよい目標と結論を下した」


それは、まだ対ドイツ戦が終るとはっきりわかっていなかった時期だという。

原子爆弾の正当性について、エノラ・ゲイなどの機長などの発言がありました。
一個人としていったのか、アメリカ軍の兵士として語ったのかで意味がかわると思う。
これは日本の原発関連の会社に勤務している方たちにあるようです。

人間として、いつも語ることができたジョン・レノンは素晴らしいと思う。









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