磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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戦火の爪あとに生きる-劣化ウラン弾とイラクの子どもたち-

2010年11月30日 | 読書日記など
『戦火の爪あとに生きる-劣化ウラン弾とイラクの子どもたち-』
   佐藤真紀・著/童話館出版2006年

図鑑という感じです。



イラクってどんな国? 下「」引用。

「正式な国名はイラク共和国といい、中東のほぼ中央にあります。首都はバグダッド。人口は約2426万人です。面積は43万8300km2、日本の1.2倍あります。-略-」

劣化ウラン弾……。下「」引用。

「湾岸戦争で、アメリカは新しい兵器である劣化ウラン弾をはじめて使用しました。300トンから400トン使用したといわれています。劣化ウラン弾は非常にかたくて、戦車を貫通することができます。クウェートとイラクの国境地帯を中心に、イラク軍の戦車をつぎつぎと破壊しました。
 イラクの南部の都市バスラに住むアリ・イスマイルさんは、つぎのように証言しています。
「わたしは15歳でしたが、湾岸戦争に志願兵として参加しました。-略-べつのヘリコプターからは、劣化ウラン弾を撃ってきたのです。わたしの前の戦車にあたると、炎をあげて爆発しました。そばにいた友人は即死しました。わたしは放射能をふくんだ煙を吸ってしまったので、そのときから調子が悪く、心臓の薬を飲んでいます」
 大量に使用された劣化ウラン弾は、放射能汚染をまねき、イラクの人たちに深刻な被害をもたらしました。」

アメリカエネルギー省の方針により、アメリカの軍需産業によって研究開発されたのが劣化ウラン弾。

重金属毒性……。下「」引用。

「さらに、劣化ウラン弾は重金属毒性もあわせてもっています。ウランは有機水銀や鉛、カドミウムと同じ重金属なので、体内に入ると、水俣病やイタイイタイ病のような症状があらわれることも考えられます。」

日本の子どもたちが、著者の呼びかけで、イラクの子どもたちをはげましたそうです。

JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)

長崎大学……。下「」引用。

「2005年3月12日、2人のイラク人医師がバスラから長崎市にやってきました。モハメッド・カミール・アッパスさん(小児科医)とイドリース・ハミード・ヤシリーサン(内科医、専門は血液学)です。2人の医師の渡航費や滞在費、生活の支援などは、NGO「アジアとむすぶ市民の会・長崎」が引き受け、長崎大学は無償で研修をおこなうことになりました。-略-」

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