磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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米軍資料 原爆投下の経緯

2006年10月01日 | 読書日記など
『米軍資料 原爆投下の経緯
   ウェンドーヴァーから広島・長崎まで』
     奥住喜重、工藤洋三(著)/東方出版1996年

帯に書かれてあります。下「」引用。

「原爆投下当時の9種の新資料と21年後の談話記録を本邦初訳。
口絵・解説・索引付」



この本の意義が書かれてありました。下「」引用。

「本書は、前回、3年前の1993年に同じ東方出版から出した『米軍資料 原爆投下報告書−パンプキンと広島・長崎−』の続編に相当する。
 前回の書は、原爆とパンプキンの投下に関する第20航空軍の報告書の、訳と解説であったが、それはそれで、固有の資料価値を保持している。
 しかしその後現在までに、新たな資料が得られ、これまで知られていなかった事実が、次々と明らかになってきた。本書はその報告である。」

パンプキンは効率が悪いなどと、原爆投下後に書かれてありましたが、原爆以前にはこうだったのだろうと思います。下「」引用。

「パンプキンはそれ自身本来怖るべき兵器であることを証明したから、この満を持した最大努力のためにはパンプキンを第1優先目標に対して使用することが決定された。」


ぼくの住んでいる市内のことが書かれてありました。下「」引用。

「中島飛行機武蔵野製作所
 この工場は、東京の宮城から西方10マイル[16キロ]に位置し、日本帝国内で最も重要かつ最も堅固な目標に数えられている。1月には、この工場は、合計して約1,500の航空発動機を生産したと見積もられたが、これは日本の全生産の38%を占めている。−略−武蔵野製作所は日本の陸軍機と海軍機の両方の発動機を生産しており、その発動機の大部分が中島が太田と小泉で経営する機械組立工場に送られる。この目標の重要性を代表するものとして、武蔵野製作所は14回にわてって攻撃を予定され、実際に7回の投弾を受け、生産は62%に減少する結果となった。日本人は、この目標の重要性を承知して、その周辺をたくさんの重火器や自動火器を囲んだ。この工場は現代的な1階鋸屋根であるが、地下施設やトンネルがあると報じられている。1939年には、工場とその他の建物は1,000,000平方フィート[92,2000m2]の面積を占めた。」


記念碑が建立されているようです。

京都についてティベッツが語るのは、他の人がいうのとは違います。『空軍戦史部、1966年のティベッツの談話』より。下「」引用。

「質問 : 私は京都について変更があったと考えていますが、ある時点で、目標リストに変更があったと考えられませんか?
ティベッツ将軍 : いや、目標リストの上に、そういうことがあったとは思えない。これは、われわれが、マリアナの第20航空軍にでていったあとということは、強い可能性を以て考えられる。これは強い可能性で考えられる。京都はそのとき、処女目標だった。そして私の記憶に大きな誤りがなければ、京都は日本の支配者が先祖代々住んでいた所だった。そして多分誰かが、もしわれわれがそこにそれを使ったならば、彼らの指導者も攻撃からまぬがれないということを、日本人に証明してみせることになるだろうと考えたのだ。彼らは超自然のものではないので、彼らも、ほかの誰でもと同じように攻撃され得るわけだ。」


京都なら安全というわけではありませんね。
『カーマは気まぐれ』はカルチャークラブの歌でしたね。


平和のことを考えていて、
この人たちを何とかしないと、
いくら感動する平和運動をしたところで、
平和はこないのだなあーと、ふと思いました。


軍国主義教育とは何かという時、
先日のテレビで、ご老人が、
「英雄」といわれていました。

そういえば、アメリカ人はヒーローになりたがりますね。






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