磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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柩の列島 原発に大地震が襲いかかるとき

2006年09月03日 | 読書日記など
『柩の列島 原発に大地震が襲いかかるとき』
        広瀬隆・著/光文社1995年

柩とはカンオケのことですね。
カンオケの日本列島ということらしいです。
この本もかなり売れたと思います。



核物質(プルトニウムやウランなど)
の輸送にも無頓着であると書いてあります。
今はどうなんでしょうか?
テロもないとはいえませんね。
アメリカの兵器をかう国債を買っているのは、
ほとんど日本だと指摘する人もいます。

地震対策というのにも、疑問がありますね。
いくら原発の工法がすぐれていても問題は
あるといいますね。

テレビを見ていて、地震の実験はあれは、
地面が割れたり、盛り上がったすることはなく、
ただ単純に上下に動いていたり、
ほとんどは左右に揺れているだけのもので、
地震とは大きくことなるものですね。
あの実験で安全というのでは、
信じられることではありませんね。

それに液状化すれば、いくら建物が
よくても倒れるでしょうね。

それに建物がしっかりしていても、
配管部分が耐えられなかったり、
折れたりする危険性があるのではないかと
書かれてあります。

阪神大震災の時、木材混入など“手抜き工場”が
新幹線の高架でありました、原発も。下「」引用。
「地元の中規模建設会社の新井組のものだったが、原子力発電所では、しばしばその手抜き工事の補修が問題になり、実際に無数の事故を起こしてきた」


政治家と原発をつくるゼネコンとの関係。
竹中工務店の創業一族の竹中祐二は、
小沢一郎と金丸信の一族。

中曾根康弘は、原子力発電所最大の
建設会社である鹿島の創業者一族。

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熊谷組はその会長である熊谷太三郎が
原子力委員会の委員長をつとめたという。

活断層と地震のことが書かれてあります。
そして活断層の上に原発は存在します。

岩盤の上といっても、岩盤が破壊すれば、
危険であるという。

地震予知総合研究振興会のことが
書かれてありました。下「」引用。

「地震予知総合振興会というものがある。これがまた、かねてから電力会社の御用機関と呼ばれてきたもので、非常に悪名が高い。活断層があると、大抵はこの振興会の学者が現れて、「この断層は、死んでいる」とつぶやくのである。そうしてしばらくすると、そこに原子力発電所が建っている」


「柩の列島」、まさに寒気がしてきますね。







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