磯野鱧男Blog [平和・読書日記・創作・etc.]

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原発事故緊急対策マニュアル-放射能汚染から身を守るために-

2011年06月14日 | 読書日記など
『原発事故緊急対策マニュアル-放射能汚染から身を守るために-』
   日本科学者会議福岡支部核問題研究委員会・編/
     合同出版2011年

原発事故(PDF)」(1989年刊)の改題新版



「福島第一原発は放射能火山連峰となり、国内外を震撼させた」 下「」引用。

「-略-福島第一原発の敷地内に6基の原子炉が隣接しているために、類似の事象が同時に発生し、継続しています。さらに、人々を驚かせたのは、原子炉建屋内に、格納容器から取り出された使用済み燃料の集合体が何の防護装置もなく冷却プール内に置かれていたことです。いわば、潜在的な「裸の原子炉」です。
 福島第一原発の複数の原子炉は事故後、現在も依然として、放射性物質を放出し続けています。そして、かなり長期にわたりこの放出は続くと想定されています。-略-」

放射能雲。下「」引用。

「事故が発生したとき、原子力発電所から出た危険な放射能を含んだ放射能雲(プルーム)が風にのって移動していきます。放射能雲といっても普通の雲のように目に見えるものではありません。原子炉からの放出物は希ガスのほか、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムなどの放射性元素がエアゾル(100分の1ミリ以下での微粒子)の状態で浮かんでいます。これを放射能雲とよびます。」

風向き、昼と夜で……。下「」引用。

「なお、原子力発電所が設置されている海辺の地域では夏季には昼と夜で反対方向に吹きますし、風向きは、地形にも大きく影響されますので注意が必要です。」

「避難する際の心得」 下「」引用。

「1. 服装はできるだけ肌が露出しないように長そでの服、ズボン、くつ下を着用します。気密性のある厚手の生地のものが望ましいでしょう。その上に頭から覆えるフードのあるレインコートを着用し、ビニールの手袋をして、長靴をはきます。-略-
7. 安全なときころに着いたらすぐにコート、手袋、長靴などを脱いでひとまとめにし、人が近づかないような屋外に保管します。これらのものに放射能が付着している恐れがあります。」

フクシマでは、こんなことした人は何人いることか?

爆発より原子炉にある大量の放射能の存在が問題……。

原爆と原発の放射能のちがい……。下「」引用。

「1年間運転した後にたまる放射能の量は6×10の20乗ベクレル(160億キュリー)になります。これは広島型原爆の爆発1時間後に残る放射能の3・5倍ですが、原爆の放射能に比べて非常に長く残ります。」

プルーム……。下「」引用。

「放射能雲(プルーム。-略-)は風によって移動しますが、同時に拡散されて上下や横方向に広がっていきます。放射能雲が風下に流されていくときに、粒子の大きな放射性物質は地面に降って土地を汚染します。風下にいる人はこの放射能雲や汚染された地面からのガンマ線被ばくと、呼吸などで空気中の放射能を体の中に取り入れて生じる内部被ばくとを受けることになります。
 放射能雲がどのように広がって周辺にどれくらい影響を与えるかはそのときの風向き、風力、天候などに大きく左右されます。-略-」










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